さすがに怒涛の怒涛のゴールデンウイークでした

濃厚過ぎて素晴らしかった
なんとか乗り切れましたって感じ

せっかくなので
明日からの新たな活動にむけて
もう一本
更新しておこうと思います



今回のコンサートは2つのパターンでした

1つはソプラノの英子さんとのコラボ
いや
これは2人じゃないね
with ショパンでした

英子さんとkunikoの日本歌曲コラボは
素晴らしかったのでまたこれからもやって欲しい

私もインスピレーションを受けて
よいものを考えたのです

1番録音しておきたかった
この道で、ショパンくんが歌い過ぎてしまったこともあり

あの曲を聴くと黒山三滝を思い出してもらいたいからぜひまた歌ってほしい

と言うわけで
来月も是非宜しくお願い致しますね

(ご本人たちは、これを読んでびっくりすることでしょう 笑 )


で、もう1つの方は
kunikoと私のコラボ


リフレッシュコンサート


みなさん、チラシとか看板とかあんまりみてくれないものだから

来られてからビックリされますね
なんであんた、ジャージで出てくるのよってな感じ

私もバツが悪いんですよ…

でもトークも入れた
たった10分でかなりリフレッシュされるでしょう?

なかなか喜んでもらえました

身体がほぐされるというのは
心もほぐれてしまうから
まぁ、みなさん最後は泣きますし
帰りが名残惜しくなってくださいます

はじめはしかめっ面できたお父さんたちも
帰りにはニコニコ笑顔

川の向こうから手を振ってくれちゃったりして
いいですねぇ音楽って

そんな時間の繰り返しでした


さて、リフレッシュミニコンサートの内容一挙大公開!

オープニングはなんとのっけから
左手の楽曲

近藤浩平先生の
『海辺の祈り』
〜震災と原子炉の犠牲者への追悼〜作品121

を演奏させて頂いてきました


近藤先生直々にkunikoにたくさんの楽譜を送ってくださいまして心から感謝です

いきなり片手でしかも
この令和のお祭り騒ぎの中で
観光気分のところから

震災と原子炉の犠牲者への追悼から始まりますからみなさん驚かれます

ハッとされますね、本当に


そこからクラシックの曲ポピュラーどころで
リラックス

更に
ファジルサイのトルコ行進曲に意表を突かれて

びっくりして楽しくなったところで
松澤の登場です


なんだよ!いい感じだったのにってところで
カラダを動かすの?ってなるのですが

まぁ、12.3名がマックスですから
俺だけやらないなんてカッコ悪い

一生懸命やっているうちに
あら不思議


心も体もほぐされて
またもやkunikoワールドに弾きこまれていくのです


左手の楽曲
スクリャービンの左手のための夜想曲


kunikoとは昨年
関西まで左手の国際コンクールに行ってきました

kunikoはそのサポートも1年近くやっていたと思います

が今年になって自ら左手の楽曲を弾く理由を
このように語っていました

芸術とは私もそういうものだと思っています
kuniko先生、私も同意見

チャラチャラ楽しいものだけやっていても
文化レベルなど上がらない

真の芸術で
真の活動で
私たちはこれからも勝負していくのみです







と、これを語っている相手は
濃厚なこのメンツ

市長や町長さんや会長相手にここまで語れる
あなたはやっぱり
凄い 苦笑


でも本当です

苦労したことのない人間にしか
できない深さや広さがある

それが感動を呼ぶものになり
観衆を動かしていく


でももう日本にはそういところがありませんね

田舎にいて多大なる恩恵を受ける反面
文化レベルや国際的感覚が衰えるのが1番怖く思います

真の芸術や文化的教育に照準を合わせて
国際基準の視野や思考を磨いていくためには
やはり日本ではもうダメ

世界にどんどんでて行かなくては
自分たちがダメになってしまうとも感じた
このゴールデンウイークでした


さて、話は戻して
最後は、シューマンの献呈です

愛をテーマに
そして、お集まりくださった皆様と
今回のチャリティー先の役行者のお不動様へ捧げます


で、終わりに
『ふるさと』をみなさんと熱唱です


2年前、スペインの端っこの湊町へ
国際コンクールに行った時
ラストランのおじさんが

『日本人か?ようこそ!
俺は日本人が大好きだよ!

俺の夢は日本に行くことなんだ!』と話された時


私はドキッとしました

日本のどこがよいのか?
死んだ魚の目みたいなサラリーマンや
もっともっとお金を使うべきところがある中で建てられたスカイツリー
偽もものの舞妓さんがはびこって
アイドルショップの並ぶ京都に
ゴミの町六本木…


私たちはまた
こうして全国各地を回らせてももらっていますが
ある時、鹿児島に研修に行った際に
知覧に案内してもらいました

知覧の蛍食堂で『ふるさと』が流れていて
私ははじめてこの歌の意味を知りました

第二次世界大戦の最中に書かれたこの歌


今、私は越生町のこの黒山の地に来て
はじめてこの『ふるさと』という歌を
歌い継いで行きたいと思っています

この黒山は
どんどん開発されていく日本の中で
守られるべき場所であってほしい

それは町や国が守るべきだけでなく
一人一人の土地の人だけでなく
この地に来る一人一人が守っていくことをして欲しい


海外の方に
ここに日本があると伝えたい


ここをあなたの『心のふるさと』として
大切に思ってもらえる場所に位置付けて
行きたいと思っています


そんな話しでみなさんと合唱で終わる
濃厚なミニコンサートでした


意外にもみなさんここまで言われると
はじめてお会いする方々でも
本気で歌ってくださって
こちらが感動してしまいます

相変わらず私たちのコンサートでも
ここでも
国境も政党も宗教も障害も
全ての枠組みを超えて集える場所にしていきたい







大和魂ここにあり
そんな場所に私たちからしていきたいと思っています


黒山の平九郎たぬきさん完成!
ウチの橋を訪れてちゃんと橋の看板をみてくださった方々がなんと!10名も
インスタでタグ付けしてくださいました!




それでは
連休最後の夜をお楽しみくださいませ


深謝


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