同じショットでも
光を変えるだけでこんなにも違う
変わる
何より
やっぱりプロだし
カメラマンEllieとkunikoと3人で撮影という仕事を通じて気がついたことは
やっぱり
3人とも
『人が好き』という共通点があると思えた
『人』って書くのか『他人』て書くか判らないけど
『ひと』が好きっていうのが
私たちが一緒に仕事をする上での絶対条件としている
自分が満たされていないとまず他人まで愛せない
とわたしの友人であり専門家が伝えているけど
まさにその通りだと思う
自分だけが好きなひととは
やはり大切なところでうまくいかなくなる
いつも分析していくと
そこだなぁっていつも思う
そこって言わば
『底』みたいなもので
『底』がないとやっぱりどんなに成功しても満たされないだろうし
成功すら難しいかも知れないし
成功とかではなくても
きっと寂しいだろうになぁ〜と思う
淋しさは誰の中にもあろうものでも
『底なし』の淋しさというのは
悲しいよね
Ellieとわたしたちの共通点は
もしかすると先にひとを好きになっていったことのように感じる
そんな中で少しづつ自分を認められるようになり
それが自信に繋がってきたところのかも知れない
Ellieとの撮影は
Ellieらしい誘導で時空間を彷徨うような
時間の概念のない濃厚過ぎる空間
観光地なのに一日誰一人とも訪れない
小雨の跳ねる時間
そんな
たくさんの気づきと学びがあった撮影
集中しているのに
振り返るとたくさんのことを自然に学んでいたよう
そして
こんなステキにとってくれたのは
彼女が例え時間は浅くても深く私たちと繋がり
深いところから
私たちのよいものを引き出してくれたから
一瞬に照準を絞り
3人と背景となった写りきらない世界が
一体化した瞬間を何度もなんども
Ellieはとらえ切り取る
カメラを操る人の話を聞くと
1000枚に1枚、納得のショットが有ればいい方と聞いたことがあるけれど
この日
実は前半500は撮ってくれたデータが一瞬にして神隠しのごとく紛失
諦めきれず
三人で話し合いどんな気持ちで臨のか
我れが見ている先はどこなのか
何のための撮影なのか
話をしながらグランディングをしなおし
夕暮れの迫る雨の午後
その限られた時間の中で
数多くなく切られるシャッター
その中で
3人が
どれもこれも捨てがたいと唸るほど
納得の作品たちが生まれてきた
アーティストでもあるカメラマンEllhie
Ellieの写真に収めるというパフォーマンスは
それそのものがまさに芸術で
小手先のテクニックではなく
『ひとが好きだからこそ』成せる業
包み込むような愛ある安心感で
私たちを高いレベルで集中させ
自然な一瞬一瞬を切り取ってくれた
そこに向けたもの
プロジェクトとしては
暫く自主公演やイベントは企画するつもりはないけれど
プロデューサーとしては
次に私たちがコンサートを企画する際は
Ellieのように
アーティスト一人一人の魅力を存分に引き出す舞台を創り上げたい
そもそも
クラシック音楽のコンサートは
他の音楽ジャンルとはまるで違い
即完売、売り切れごめんなどめったに聞かない
クラシック音楽は最高峰の音楽であるとされるのに
それが何故なのか
その理由がはっきり見えてきたと思う
でもそれは
コンサートをやりたいわけではさらさなくて
コンサートが私たちの位置付けとして
『完結しないありがとうリレー』のスタート地点となる泉だからこそ
必要なこと
Ellieと一日仕事をしてたくさんの学びと
それにより
私たちの新たな扉が開かれた
ありがとう!Ellie
次の撮影に向けてもうひと成長して帰ってくるね!
A&k
深謝
台風24号の被害に遭われた皆様には
心よりお見舞い申し上げます
また各地でまだ警戒の必要な方々のご無事も心よりお祈り申し上げます