世にも奇妙な物語の予告編にるルフィが出てる。
これは確かに奇妙だと思って見た。
そもそもサブタイトルに「人気マンガ家共演編」とついているのが気に入らない。
人気漫画を実写化したら歴史に残るほどの駄作だった例は腐るほどある。
人気漫画の力を借りながらも、実写化で失敗するのは、単純に映像を作る方の腕が足りないから。
今回の奇妙な物語がつまらなかったのならば、それは「人気マンガ家」の力を借りながらも、その魅力を映像で伝えることが出来なかった制作サイドであることは確か。
近年の世にも奇妙な物語の不作っぷりから言っても映像化で成功するとは到底思えないが、「人気マンガ家」を前面に押し出すことでハードルを上げる制作側のMっぷりには感激すら覚える。
①面
話としては面白かった。
が、父親がアンドロイドである合理的な理由が見当たらない。
「人類の出生率が0%」になったのが、男性が死滅したからなら納得がいくが、「壊滅的な環境破壊により」と言っている。
また、お寺の和尚やテレビのコメンテーターなど成人男性も登場した(アンドロイドの可能性もあるが)。
子供たち(アンドロイド)に悪影響を与えない大気汚染物質から身を守るため母親がガスマスクをしていることから考え、母親は人間であると考えられる。
そうなると、母親は「アンドロイド2人に囲まれて生活している」ことになり、これはこれで奇妙…
個人的には、
ガスマスクをつけて外に出た母親の顔が落ちる→人類は滅亡し、アンドロイドのみの世界だ!
…の方が綺麗な結末である気がする。
ドキッとするより腑に落ちない点が残るのが残念。
②自縛者
自縛者という聞き慣れない言葉
映像で見る自縛者の違和感
石と化す自縛者達
最後まで明かされない自縛者の謎
名作だ!
だが、
…その全てを台無しにするあっちゃんのダイコンっぷり!!!!
こんな感情が無い声久しぶりに聞いた!!!!
いい話なのにとても残念。
これが、実写化の限界だよ…
③ゴムゴムの男
阿部寛の腕が伸びるのは、トリックで見たな…
ストーリー性は全くゼロ。
ルフィが出演した。それはとても奇妙な物語だった…
④蟲たちの家
いい作品。
本当に蟲になっていたなら日記が書けるはずがないので、謎解きとしては簡単な部類に入ると思われる。
俳優の演技力って大事だなと痛感する作品。
しかし、夫、毎日食パンしか持ってこなかったなら、食べるの大変だっただろうな…(もちろん、夫が出かけている時は他のものを食べていたんだろうけど)
⑤自分を信じた男
透明人間系は話としてはありきたりな部類に入ると思うので、話の持っていき方、オチが非常に気になったが、そのどちらも納得のいくものではなかった。
まず、透明だからといってやることがしょぼすぎる。
写真に勝手に写りこむ、舞台の上にあがる、「革命」といって銀行から金を盗む…
しょぼい!!!
話の骨子である「自動ドアが明かず外に出ることが出来ない」というシーンに1番の疑問が。
録画で見ていたため、銀行に入店するシーンを何度も見返したところ、2人が自動ドア前にいるときはしっかり反応してる!!!
その後も、撃たれた透明人間はどうやって傷を治したのか気になる…
まあ、2人が近くにいると透明力が上がったと言っていたので、1人になったら病院くらい行けたのか、と甘めに考えられなくもないが。
…上記と同様に、自動ドアのシーンもたまたま反応しなかったかな、と考えられなくもない。
…とすると、もはや透明人間の定義があやふやになり、そうすると話そのものがあやふやになる気がする。
つまり何となく全てがモヤモヤしたした話だった。
見てよかった度:☆
また見たい度 :
10年後くらいに傑作選としてゴムゴムの男を放映してほしい度:☆☆☆☆☆