真夜中の特別編は面白かった。
世にも奇妙な物語を録画しようとテレビをいじっていると、「傑作選」と書かれた文字があるではないか!
これは録画しないわけにはいかない…!!
①さっきよりもいい人
あらすじ
ある日、長く付き合った恋人の恭子(藤澤)にプロポーズしようと朝から意気込む荻原(伊藤)。身なりと予定していた演出の準備を完璧に復習していると、テレビの占いから、「今日のあなたは、人に尽くすと運が向いてくるでしょう」と流れる。それをバックに家を出て電車に乗って座っていると、一人のお婆さんが目の前に立つ。気にせず座り続けていると、突如荻原は意識を失い、気づくとさっきの朝に逆戻りしていて…。
(byウィキペディア)
主人公が鈍感過ぎる。
タイムスリップのきっかけは非常に分かりやすい形(顔が歪む)で登場しているにもかかわらず、2回目でそれを修正しようとしない。
ものすごく平常心で2回目を過ごしていることにも違和感を覚える。前回と全く同じ時間を過ごしていることに何の疑問も抱かなかったのだろうか…?
プロポーズしようとするその日に指輪を買いに行く、という計画性のなさを描くことで、「主人公=少し能天気」ということを見せようとしているのだろうか?
最後の展開も納得がいかない。主人公が元気すぎる。
プロポーズが失敗に終わるという1日を終えるだけでも約10回は逆戻りしている。
1年なら3650回、10年なら36500回、誰かの気分を害さぬよう&トラブルに巻き込まれないよう細心の注意を払い生きているのだ。普通は発狂するのではないか。
最後のシーン、逆戻りするときに主人公が「うわーー!!」と叫んでいたが、叫ぶ気力があればたいしたもんである。
時間を遡るきっかけとなる、「登場人物の顔が歪む映像」は、非常に気持ち悪く印象に残る。
が、それだけ。
②これ…見て…
あらすじ
…
引用する気にならない。
こういう怖がらせ方は、「心霊スペシャル」とかでやってほしい。
ストーリーも平凡。オチも平凡。
「傑作選」というからには、傑作を選んだのだと思われる。
自分にはこの2作が傑作と全く思えない以上、世にも奇妙な物語の作り手と自分の感性は大きくずれているのだろう。
「『傑作選』とでもつけとけば、暇なやつが見るだろ(-。-)y-゜゜゜」という感覚でつけたんだとしたら、まだ自分の感性を疑わずにすむのだが。
見てよかった度:
また見たい度 :
時間を無駄にした度:☆☆☆☆☆