人間の大野裕之

人間の大野裕之

映画『ミュジコフィリア』『葬式の名人』『太秦ライムライト』脚本・プロデューサー
『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』岩波書店 サントリー学芸賞受賞
日本チャップリン協会会長/劇団とっても便利

お仕事依頼・お問い合わせはchaplinsociety@gmail.comまでお願いします。

*映画『ミュジコフィリア』(井之脇海・松本穂香・山崎育三郎出演)Blu-ray 2022年7月6日発売
*映画『葬式の名人』(前田敦子・高良健吾主演)DVD発売中
*『太秦ライムライト』(福本清三主演)Blu-ray発売中 公開・配給・ホール上映も承ります。

著書
*『ディズニーとチャップリン』(光文社新書)
*『チャップリン 作品とその生涯』(中公文庫)
*『京都のおねだん』(講談社現代新書)3刷決定!
*『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』(岩波書店)で、サントリー学芸賞受賞。ありがとうございます!9刷決定!

*KADOKAWA「チャップリン Blu-ray BOX」アシェット「チャップリン公式DVDコレクション」監修・執筆・日本版吹き替え台本。

*『太秦ライムライト』(ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバル 観客賞、カナダのファンタジア国際映画祭 最優秀作品賞 主演男優賞(福本清三さん)、京都市文化芸術表彰 (福本清三さん、中島貞夫さん、大野裕之)他多数受賞

2025年全仕事目録

1月8日 名城大学で留学生向けに英語で特別講義

1月12日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

1月18日 茨木歯科医師会主催の医道高揚講演会で講演(ホテル阪急インターナショナル)

1月25日〜2月2日 『無人島で生きる16人』再演@日本青年館。脚本を担当。

2月1〜3日 先斗町亜弥さんのおばけ演出

2月12日 第52回日本臨床矯正歯科医会 京都大会 ショー演出

2月16日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

2月22日 HOS Artにトーク出演(ブライトン京都)

3月1日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

3月1日 『太秦ライムライト』上映とトーク@京都教育文化センター

3月2日 『太秦ライムライト』上映とトーク@ユーロライブ

3月18日 「大阪自由大学」で、講演「チャップリンと日本」

4〜7月 関西学院大学にて非常勤講師を1コマだけ務める

4月5日 京都新聞文化センターで、講演「チャップリンと京都、そして時代劇」

4月12日 早稲田大学エクステンションセンター中野校 連続講義1回目

4月25日 専修大学 特別講義

4月26日 早稲田大学エクステンションセンター中野校 連続講義2回目

4月27日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

5月13日 京都並木グループで講演(京都ホテルオークラ)

5月10日 早稲田大学エクステンションセンター中野校 連続講義3回目

5月24日 早稲田大学エクステンションセンター中野校 連続講義4回目

5月24日 神戸新聞の昭和100年企画「チャップリン来神」にコメント

5月30日 読売新聞に 「万国共通のお笑いとは何か」のテーマ記事コメント

6月7日 日本和装師会総会で講演(京都ホテルオークラ)

6月8日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

6月10日 「中央公論」書評執筆。北村匡平著『家出してカルト映画が観られるようになった』(書肆侃侃房)について。

6月13日 読売新聞にコメント 『黄金狂時代』100周年について

6月24日 福本清三ドキュメンタリー映画 クラウドファンディング開始

6月26日 『黄金狂時代』公開100周年の日に、テアトル梅田・アップリンク京都で上映後トーク

7月1日 早稲田大学エクステンションセンター早稲田校 連続講義1回目

7月2日 法政大学 特別講義

7月6日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

7月8日 早稲田大学エクステンションセンター早稲田校 連続講義2回目

7月15日 早稲田大学エクステンションセンター早稲田校 連続講義3回目

7月20日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

7月22日 早稲田大学エクステンションセンター早稲田校 連続講義4回目

7月24日 公益財団法人 全国市町村研修財団 市町村アカデミーにて講演

7月26日  京都新聞に福本清三クラウドファンディングについてのインタビュー記事掲載

7月29日 早稲田大学エクステンションセンター早稲田校 連続講義5回目

7月29日 東京の高校生の企画で『独裁者』上映と講演

8月 ラジオおよび配信「時代劇が好きなのだ」に出演

8月5日 毎日新聞に福本清三クラウドファンディングについてのインタビュー記事掲載

8月8日 読売新聞に福本清三クラウドファンディングについてのインタビュー記事掲載

8月10日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

8月31日 福本清三ドキュメンタリー映画のためのクラウドファンディング成功700名以上の方より9,989,000円の寄付をいただく。

9月1日 創価新報の特集「ユーモアの力」にインタビュー掲載

10月1日 中部大学特別講義

10月12日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

10月29日 2026年公演予定の舞台の試演会(クローズド)

10月31日〜11月2日 20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025
in東京・有楽町よみうりホール

11月3日 京都府医師会創立記念式典で講演

11月5日 著書『デンさんのプール 杉本傳〜水泳ニッポンを作った男』(小学館)出版

11月9日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

11月10日 京都新聞電子版に時代劇について語るインタビュー掲載

11月12日 公益財団法人 関西生産性本部で講演

11月13日 関西学院大学で特別講義

11月16日 茨木市の川端康成文学館で開館40周年記念講演「日本近代水泳発祥の地―茨木中学校と杉本傳―」

11月19日 名城大学で留学生向けに英語講演

11月21日 20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025
in名古屋(Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール)

11月23日 茨木市民会館オニクルで、川端康成文学館開館40周年を記念して『葬式の名人』上映とトーク

11月30日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

12月1日 「キネマ旬報」に「チャップリンの魂を探す旅」寄稿

12月6日 20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025
in仙台(仙台電力ホール)

12月7日 「そこまで言って委員会NP」(ytv系)出演

12月19日 カルメン・チャップリン監督、、マイケル・チャップリン主演『チャップリン』日本公開を監修。パンフレット執筆。

12月20日 20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025
in大阪・新歌舞伎座

12月21日 神戸新聞にエッセイ「見る思う」寄稿

12月21日 映画『チャップリン』公開記念トーク 東京・角川シネマ有楽町

12月22日 京都新聞に時代劇についてのインタビュー掲載

12月24日 KBSラジオ「蛤御門のヘン」出演

12月26日 映画『チャップリン』公開記念トーク 岡山シネマ・クレール、広島サロンシネマ

12月27日 映画『チャップリン』公開記念トーク アップリンク京都、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸にて

12月30日 朝日新聞神戸版にシネ・リーブル神戸でのトーク記事が掲載。



2025年もまた多くの皆様のお力添えを持ちまして、実りある活動をさせていただきました。深く感謝いたします。



今年出版した著書『デンさんのプール 杉本傳 日本水泳を作った男』(小学館)は、商業出版での12冊目の単著です。日本で初めてプールを作りクロール泳法を日本に導入にした知られざる偉人杉本傳についての初の伝記です。母校・茨木高校の大先輩でもあり、こうして一冊にまとめることができてありがたく思います。

これまで出した本も多くの読者を得て版を重ね、『チャップリンとヒトラー』が11刷、『京都のおねだん』が5刷となりました。

声優口演は20周年ということで、東京・名古屋・仙台・大阪と4都市ツアーを敢行。素晴らしい声優さんの技術を目の当たりにし、また満場の若い世代にチャップリンの魅力を伝えられてとても嬉しいです。

昨年末に撮影した映画(プロデューサーと出演者として参加)はほぼ完成。さらに来年撮影予定の大作映画の準備も進んでいます。

年初に以前脚本を書いた『無人島で生きる16人』が再演となったのも嬉しいことでした。

劇団とっても便利の公演はできませんでしたが、来年に大きな公演を企画中です。

また、今年は「そこまで言って委員会NP」に12回出演させていただきました。年間の出演回数としては自分史上最多。2018年秋以降、合計91回出演させていただいております。さまざまな異なる考えの論客との討論は、自分の思考の範囲を広げてくれます。今後も少しでも番組のお役に立てるよう、勉強いたします。



毎年思うことですが、これまでの一年一年の積み重ねを大事にして、創作と研究の新しいステージに上がるために精進を重ねるしかありません。来年は新しいジャンルにたくさん挑戦する年になります。どうか今後ともご指導のほどよろしくお願いします。



皆様、今年も本当にありがとうございました。

良いお年をお過ごしください。

本日の「そこまで言って委員会NP」に出演しています。

「最新映画で紐解く社会問題」と題して、ドキュメンタリー『チャップリン』やジョン・レノンの晩年を描いた興味深い4本の新作映画を紹介しながら、現代社会の諸問題について徹底討論。ぜひご覧ください!
それにしても、浪人時代にバイトしてお金を貯めて、チャップリンとジョン・レノンが育ったロンドンとリヴァプールを放浪した僕としてはとりわけ興味深い映画です。話題作の『ヒグマ‼︎』、『プラハの春 不屈のラジオ報道』とあわせて、劇場でご覧ください。

 

新著『デンさんのプール 杉本傳 水泳ニッポンを作った男』11月5日 小学館より出版しました!

 

大正初期の大阪・茨木中学(現・茨木高校)——そこには、生徒だった川端康成や大宅壮一と一緒にグラウンドを掘って、日本初の近代プールを作った伝説の教師がいた!

茨木高校OBである脚本家の大野裕之が、杉本傳の残した秘蔵写真に未公開資料、100人以上の親族・関係者・最後の弟子への取材などをもとに描く渾身のノンフィクション!

 

 

 

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知られざる偉人・杉本傳の伝記を書きました。母校の87期上にあたる大先輩です。そんな個人的な興味をこえて、今こそ杉本傳のことを知ってほしいと思った次第です。

彼は、日本で初めて勝手にグラウンドを掘ってプールを作り、

日本で初めてクロール泳法を導入して、1924年パリ五輪の競泳監督になり、

高石勝男(パリ五輪で日本人初の入賞)らオリンピック選手を育て上げ、

日本に飛込競技を導入し、1928年アムステルダム五輪で日本初の飛込監督になり、日本に水球を導入し、・・・とにかく、水泳の全てのジャンルでのパイオニアであり、

それだけでなく、学童の水泳教育や女子水泳教育に力を入れて、1932年ロス五輪で女子水泳の監督になり、

関西で初めてのブラスバンド部を作り、本人は能楽やヴァイオリンを嗜む文人であり・・・

そんなものすごい業績をあげたにもかかわらず、杉本傳の名前は後世に残っていません。

というのも、彼自身が、自分の名を残すことを良しとしなかったからです。例えば、自分の銅像の除幕式で、「みんなの気持ちはありがたいけど、自分だけではなくみんなで頑張ったことやから」と銅像設置を断って、自宅に持って帰ったこともあるほどです。

彼は自校だけが勝っても仕方ないと、研究の成果を惜しげもなくライヴァル校に公開し、日本の教育水準を上げるために尽くしました。結果、水泳の茨中の地位は低下していき、杉本傳の名もいつしか忘れ去られました。

でも、今こそ杉本傳のことを思い出したい。

失われた数十年の間にすっかりイノベーションマインドをなくしてしまった日本人に、破天荒なパイオニア杉本傳は多くのことを教えてくれます。

そんな思いで書きました。ぜひ多くの人に読んでほしいと願っています。

 


 

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ちなみに、wikipediaにも杉本傳の項目があるのですが、いろいろ間違えていますので、訂正されることを願います。

まず、名前の読みは「つたえ」です。「つとう」は戦後の田畑政治の誤記から始まった間違い。

生年は1890年ではなく1889年(戸籍に基づく)

戸田の「第3回全国競泳大会に初参加」はしておらず、第4回全国競泳大会に初参加で初優勝。(久敬会報の報告、茨木中学月報、井上教諭の証言、杉本傳の回想、入谷唯一郎らの日誌に基づく。『東京大学戸田寮八十年史』は誤記。)

などなど。