本日の『そこまで言って委員会NP』に出演しております。
オーバーツーリズム問題では京都の現状と提言もお話しさせていただきました。
ぜひご覧ください!
明日6月3日(月)午後7時30分からのNHK Eテレ「偉人の年収How much?」は「チャールズ・チャップリン」を取り上げます。
僕が監修を務め、ちょこっと出演もしています。極貧の幼少期から大スターへ。喜劇王の年収は?お楽しみください。
満開の桜が祝福するかのように咲き誇る国立文楽劇場の、豊竹若太夫襲名披露。
愛と笑いに満ちた襲名口上の後は、「和田合戦女舞鶴」。
これはすごい作品。息子市若の決心を聞いた時の「腹を!」の母の切り裂くような高い声は新・若太夫師匠にしか出せまい。「おのれが我が子を引き入れて手柄さそとは心得ず」で打掛を脱いで真っ赤な着物になる、あの母の心情。桐竹勘十郎師匠が、毅然とした武家の妻であることと情愛あふれる母親であること、両者の間で揺れ動く女を見事に遣う。「ナウ母様。今までわしはほんの子と〜〜」と、いたいけな子供が死の苦しみのなか気丈に話す健気さ。そこから、母の張り裂ける思いのクライマックスへと上り詰める若太夫師匠の至高の芸。「ほんのほんのほんの・・・本ぼんの子じゃわいなう」で万雷の拍手とともに会場は涙。若太夫師匠の大熱演はもちろんのこと、さらに勘十郎師匠、清介師匠をはじめベストキャストが揃わないと成立しない恐ろしい作品。豊竹姓の最高峰の名跡の襲名披露にふさわしい大曲。
いやあ、すごいものを見せていただきました。襲名おめでとうございます!