鬼滅の刃
もそうだし、古くは、
ドラゴンボールの、
亀仙人と悟空の関係もそうだった。。。
師匠と弟子。。。
アニメのそれとはかなり違うかもですが、
伝統文化の多くは、
いまも師弟制度によって成り立っております。
いちばん馴染みがあるのが落語。
落語家になりたかったら誰か真打の落語家に(東京方面の場合)弟子入りするしかありません。
相撲なんかは、
〇〇部屋に入門して、そこの親方が師匠となるわけでして、スカウトも親方が行うことが多いです。
歌舞伎も、、、
誰かしかるべき歌舞伎役者の弟子にならなきゃ歌舞伎役者として舞台に出続けるのは難しいです。
が、、、
これらはすべて、
プロとなり、それでお金をいただいて生活できることを目指す「弟子入り」です。
と、言いますと、、、
師匠の尾上菊保先生と
昨年のさつき会の楽屋にて…
日本舞踊は
お稽古事
としての文化色が強く、
プロとしてこれを職業、生業とできる人は、
とても少ないです。
先ず、歌舞伎のように興行としては成り立たず(昔は成り立ってた時代もあったそうです)、教室の運営だけというのは色々厳しいのが現状です(いまは何だって厳しい時代ですが…)。
でも、
そんなお稽古事文化の日本舞踊もやはり、
興行として成り立っている歌舞伎と同じく、
そして、
同じようにお稽古事文化である、
お茶やお花と同じく、
師弟制度がベースとなっております。
とは言え!!!
今の世の中、あんまり古くさいことや厳しいことを言ってると敬遠されちゃいます
先人から受け継いできた、
日本の伝統的な人間関係には多くの利点もございますし、それでこそ学べる礼儀やマナー、その精神など(まさに鬼滅の刃のごとく…)がたくさんございます。。。
何を残し、何を排除するのか?
それは、いま「師匠」という立場に身を置いている我々の、おそらく一番大きく大切で、しかし難しい課題なのだろうと、、、
そう心に刻みながらお弟子さんのお稽古をさせていただいている、、、いつも己を振り返り律し、ときには猛省し、再び前を向いて考えるニチバー五月なのです
こちらの写真ですが、、、
着物も帯も師匠からの頂戴もの!
着物は、もちろん寸法はお直しして着せていただいてます!
私の師匠はお子様がいらっしゃらないからか弟子たちに気前よくくださいます
私も子どもがいませんから、将来はきっと、着物や帯は私のお弟子さんたちの手元に行くのかな着物という伝統的な衣服だからこそ、こうして受け継がれていくのですね。。。
関係者とのお付き合い、
スタッフとの接し方、、、
思えば、
全て、
何もかも、
師匠を見て、
教わって、
見習って、
そしてまだまだ学びの途中にいる、
ほんの入り口に立っている、、、
と、つくづく思うのでございます。
鬼滅の刃
が、こんなにもヒットしている、
その裏側には、
日本人の古風なものの見方や考えに思いを馳せる、
そんな心が、皆さまの中に少しばかりはあるのではないのかな?
と、考えたりいたします。。。
この続きはまた次回。。。