身長167センチは、
今でこそ、ちょっと高めかなー?
程度の大きさですが、、、
日本人の体格って本当に急激に変化してきたようでして、ちょっと前までは、随分と長身扱いされておりました。
で、
いちばん困りましたのが、着物…

今は日本人の手脚も長くなり変わってまいりましたが、
着物の反物というものの幅が、
そもそもは、36センチほどしかなかった時代には、
裄つまりリーチの長さは(その反物から肩幅と袖幅を取りますのでそれぞれに縫い代✖️4が必要なので…)せいぜい68センチが最大でした。
しかし、、、
68センチの裄は、身長で言えば160センチくらいの人にちょうど良い長さです。
165センチ以上ある人には、
昔からの反物サイズではぴったりの着物は作れなかったのでございます。

いただきもののぼかし付け下げ
ダウンダウンダウン
今は反物自体が37〜38センチくらいの幅がありますので、私の裄(71センチ)を取ることが可能になりました。

着物をいただいたら、、、
先ず、裄出しが出来るかどうか?
を調べます。

いただきものの白大島
ダウンダウンダウン
身幅や、身丈は、
着方によってずいぶん許容範囲が広がりますし、寸法を直すのは大掛かりで代金も高くなります。
しかし裄は、短いと見た目も悪く、踊りにくいのでこだわりを持ちます。
また、
以前にブログに書いた、襟先の出すぎも見た目が悪いため、
裄出しと同時に襟先を短くしていただくように、仕立てやさんにお願いするようにしております。
仕立て直しの代金も、
うちでお願いしているところでは、
裄と襟先で1万円くらいで納まります。


いただいたら、
先ず寸法と、
肩の縫い目に余りがあるか?を調べます。
袷の場合は呉服屋さんなど専門家に見てもらうと良いかもしれません。

着物は、
着てこそ値打ちのあるもの…
箪笥の肥やしにしないように、
着物ライフを楽しんでいただきたいです照れ照れ照れ