当然、自然の流れとして、
段々と、
自身が出演することと、
振付したり指導したりすることの割合が逆転に向けて変化してきます。
創ること、
伝えること、
それは、
想像以上に難しいことである、
と、
経験を重ねて尚一層、
強く感じます。
先日の、
千葉真一さんの60周年パーティーでは、
ご家族である、
新田真剣佑さん、眞栄田郷敦さん、真瀬樹里さん以外のパフォーマンスは、
私が振付をした舞踊＋千葉さんが付けた殺陣
の、
ひとつだけでしたので、
大きな責任を感じました。
先ず、
振付するのに必要なのは音楽ですが、
今回は、その選曲から、
私に託されてしまいました。。。
音楽が決まり、
設定が決まり、
流れが決まり、
背景や、小道具、衣裳を考えながら、
振りを付けて行くのですが、
主催者側の、
なんとなくの「イメージ」だけを聞いて、
それを創ってゆく作業は、
とてもとても神経をつかうものでした。
先ず曲を決めるのは、
これはもう、大変な作業でして、
舞踊の部分と、殺陣の部分が、
自然に繋がるような、、、
そんな曲の組み合わせまで考えなければならず、
どれだけの時間をかけて、
睡眠時間を削って、
何曲聴いたかわからないくらい、
聴きまくりました。
しかし、
どうも私のイメージに合うものが見つからず、、、
そのときに、
以前に聴いた、ある三味線のオリジナルナンバーを思い出しました。
数年前から、
お付き合いのある、三味線奏者の、
赤星喜康さんこと杵屋弥佶（長唄杵弥会三代目家元)さんが、前にインターネットで紹介していらした曲！
いつか踊りに使えるのではないか？
是非踊らせてほしいというお話をさせていただいていたのですが。。。
このアルバムの中の「ASCENT」という曲
今回、この曲ならばイメージに合う！
そして快く、
使用することをお許しくださいました！
「ご縁」に助けられて生きているんだわ、私は…
と、いつも思います…
素敵なCDで、
藤舎元生さんの笛と杵屋弥佶さんの三味線、
それに、ピアノやバイオリンなどの洋楽器ともコラボして、なんとも不思議な、
新しいけど懐かしいような、
温かいけど爽やかな、
切ないけど優しい、
美しい美しい音楽が溢れているのです。。。
しかし、
残念ながらすでに廃盤、
このご縁がなければ入手できなかった貴重な一枚を、頂戴いたしました〜
おかげさまで、
踊りは大変に評判が良く(踊ったのは私ではありませんが)たくさんの皆様からお褒めをいただきました
創ることは、
時間のかかる大変な作業です！
ただでさえぐるんぐるんに忙しい毎日に、、、
今回のこれはお仕事…ではないながら、
重大な責任あることを託され…
苦労いっぱいしましたが、
多くの温かいご縁に助けていただき、、、
これからも頑張ることができそうです…
杵屋弥佶さま、、、
赤星さん、
誠に誠にありがとうございました
一生勉強
死ぬまで修行、
ですねー
これからも精進いたします
尾上五月日本舞踊教室動画
