JSAインストラクターの佳乃先生から和傘の所作を学ぶフランス人のミワさん

浅草寺にて

 

 

 

着物を美しく、そして快適に動ける様な基本的なテクニックを紹介しますね。

 

 

着物の着付けはそれぞれの好みがあるのでここでは割愛しますね。

 

でも、帯の締め方は、骨盤に掛かるように緩めにしましょう。

 

帯の締め方で大事なことは、決してぎゅーっと締めないことです。

 

あなた自身が呼吸を吐いたとき腹筋で帯がピタッと身体に付く様に動かなく様な感じで結びます。

 

 

 

裾は骨盤を立たせ息を吐きながら、太腿から太腿裏あたりが少し閉まる様に着物を着ましょう。

 

歩き方が自然に足が使えるように裾下をあまり奥まで織り込まないようにしましょう。

 

一日中、着物を着る場合は、なるべく骨盤を立たせる様に(最後に方法を記載しておきます)し、両方の立っている足の重心を前後(つま先、踵)、そして左右の足を交互に重心を移動させると長時間着物を着ていても疲れにくくなりますよ。

 

 

 

着物を着た時の体調管理と快適アイテム

 

着物を着た際に感じる体の負担を軽減するための方法を紹介します。

 

どうしても、日常での身体の使い方で着物を着てしまうと肩凝りや膝痛などを訴える方がおります。

 

これは、あなたの生活習慣での洋服の身体の使い方が関係してきます。

 

どういうことかといいますと、実は洋服の場合は常にあなたの体は腰を反って少し胸を張って生活をしております。

 

着物の場合は、その逆で腰は立たせて、帯を結んだ姿勢が後重心になる様に考えられております。

 

だから、あなたの日常の身体の使い方で着物を着ると、とても窮屈に感じ、なれないと肩が張ったり、腰が痛くなります。

 

でも、その反対に毎日を着物での生活をしている女性は疲れも無くなり、肩も凝らないで腰痛もありません。

そして着物の姿勢で洋服を着るとさらに洋服の時も美しい疲れない姿勢になります。

 

さらには着物での歩き方や丁寧な身体の使い方が身につき、ダイエットやストレッチ効果も期待できます。

 

そして着物は最小限の無駄な力を入れない様に、内臓筋肉を常に使う様に出来ています。

 

だから、着物の動きは美しいのですね!

 

 

佳乃先生の「和傘の使い方」を教えるレッスンより

 

 

着物での日常を楽しむための心構えとテクニック

 

着物は着付けも大事ですが、それよりまして大切なことは「あなたの身体の動き」がとても大事になります。

 

一般には「着物は正しい姿勢になれる」と言っておりますが、実はこれも、間違いなんです。

 

実は「着物を着ると自然に溶け込める姿勢になる」のです。

 

これを身に付けている女性の身体は疲れがなく、身体の動き方の優雅で美しくしかも身体が整い、生活の中で動きながら疲れを取ることができるのです。

 

 

着物を通じて日本の伝統や文化を深く理解することも大事ですが、あなたの毎日の生活習慣の中で着物の動き方を身に付けて言って欲しいと思います。

 

 

着物で快適な人生を送れるためのワンポイントレッスン

例えば・・・

あなたが朝起きたら深呼吸をする時には必ずゆっくりと呼吸を吐く方に意識を持っていき丁寧に12秒間で吐いてみてください。

 

そして、その際に骨盤をゆっくりと立たせてみましょう。

 

骨盤を立たせる方法は、おへそを少し引き上がるイメージです。

 

もしも無理ならば、両手で腰骨を持って呼吸を吐くとともに恥骨を前に迫り出す様にしましょう。

 

無理はしないでください。(このスキルは自己責任でお願いいたします)

 

 

 

このブログでは佐竹永光が、着物を新しく始める方や、より快適に着物を着こなしたいと考えている40代の女性にとって役立つ内容をご紹介しております。

 

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JSA日本所作協会®︎公認インストラクターと生徒様