ハムストリングスを鍛える。
ハムストリングスは女性の救世主でもあります。
特に今の生活ではなかなかハムストリングを使うような生活はできません、逆に言うと前の太腿を使ってしまうような生活習慣が女性の中では大半なのですね。
ハイヒールで歩いたり、
スニーカーで走ったり、
物事を動かすときものを持ち時座る時、
立つ時、歩く時、全てが前の太ももを使い米中心で歩いております。
でも昔の女性の人たち(着物での身体の使い方)は常に軸足を後ろに持っていき、さらにハムストリングを使いながら立ち座りをしておりました。
このハムストリングスが使えるようになると立っていること自体が7%の力で立つことができます。
現代の女性の皆さんがただ立ってスマホををいじったり電話をしたりまたは立ち仕事をしているときにどうしても120%以上の力を無意識に使っております。
ハムストリングスが使えるようになるとこの無意識で自分の体が頑張ってきたもの、これらを取り除くことができます。
古来日本人の体の使い方は、「すべての力を最小限にしながら最大の力を出す」と言う、いわば「梃子(てこ)の応用」を使ってきたのが日本人の女性の人たちなのです。
なのでこのハムストリングスを意識しながら生活をすることがとても大事になります。
さて、それではハムストリングスを使うレッスンをしましょう。
まず高いバーカウンターの椅子に座るようなイメージを作ってください。
そして、足の爪先を立てて後のバーカウンターにのっかろうとした瞬間のイメージ。
どうでしょうか!
ちょっと骨盤を立てて、背中のそっているところを平らにする。
背中とウェストとお尻が平行に平にになるような状態をつくりましょう。
初めは、ちょっと猫背でも構わないのでますよ。
高いバーカウンターの椅子に腰を乗っけるようにした瞬間!!にお尻の真下にある筋肉ハムストリングスが意識できるようになります。
ここではハムストリングスを使う訓練ではなくまずハムストリングスがどこにあるのかを意識してください。
これをできずに訓練をしてしまうと全く違った筋肉が作動して、さらに皆さんが疲れる体を作ってしまいます。
世間にはいろいろな考え方で指導する人たちが多いのですが、この使い方は1000年以上前から日本女性が日常で使っていた筋肉の使い方なのです。
古来の女性たちはハムストリングと言う名前は知らなかったかもしれませんよね・・・でもこの女性の立つ座るを最大に支えてきたのがこのハムストリングスでありこれを使うことによって太ももや膝を軽減することができるようになります。
今日からハムストリングスを意識して、見つけ、さらに育てていってあげてくださいね。
今日もありがとうございました。
日本女性の階段の登り降り
日本所作協会 インストラクター
稲田康子先生