貴女は「柳腰(やなぎごし)」という言葉をご存知ですか?



【デジタル大辞泉では・・・】


やなぎごし【柳腰】・・・・細くしなやかな腰つき。また、細腰の美人。
りゅうよう【柳腰】・・・・柳の枝のように細くしなやかな腰。美人の腰をたとえていう語。やなぎごし。

とありました。



昔も今も「気品」と「優雅さ」を身に付ける為には「しぐさ」や「着こなし」を学んでいく事が大切なのですね!





今年の夏は若い女性が「浴衣」を着ている姿が特に目立ちました!

素晴らしいことですね!




「初心者」の若い女性の皆さんは、どうしても「浴衣」の着付けの際に「帯」を胴にシッカリと巻いてしまい「胴」を細くなる様にしている方が多い様に感じました。



その「着こなし」ですと「お尻」が「強調」されて見えていまうのです!



着物の着こなしで「気品」を出す場合は、如何に「胴」から「腰のライン」が細く見える様にします。



※「胴」から下が「脚」の様に考えましょう!




「柳腰」~やなぎごし~とは!・・・・元々細くて、腰がしなやかの方を言いますが!




この「腰」からのラインは「着こなし」と「しぐさ」で素敵にカバーできるのです!



しかも「柳腰」の様に誰でも素敵な「気品ある姿勢」になれるのです!






ここでは「着付け」が出来る方!を前提に話しを進めたいと思いますね。




では、学んでいきたいと思います。


1、姿勢は肩甲骨がつく様に、又は、肋骨を、「扉が開く様に」(イメージが大切!)立ちます。



2、女性の皆さんの綺麗な立ち姿とは?と聞きますと・・・・皆さん、骨盤が、後ろに傾いて「ヒップがせり上がった様」にして立ちます。

これでは、着物の場合は「気品ある姿勢」はできません!




では!どうするか?・・・「骨盤」を真っ直ぐに立たせる様にします(気持ちだけ腹部に骨盤を丸め込む様にします)





3、その時に「背骨」は曲げない様に注意しましょう!




※「胴」から下が「脚」の様に考えましょう!





4、「座る際」は更に骨盤を前に「せり出す」様にします。(結構、膝(ひざ)に負担がかかる座り方ですね!)





5、「真横」から見ると「背中」から「腰」の部分が「くの字」の様になり、お尻が出ない様に見えます。




6、立つ場合も、同様に骨盤を前に傾かせながら立っていきます。

 


どうでしょうか? 



結構、体力のある女性でもキツイ動きですね!




実はヒップを後ろの出すと
「立ち座り」が簡単なのです!これは脚の太腿(ふともも)の筋肉を使っているのです。



これですと、確かに楽ですが、「脚」が太くなるのです!




余談ですが!
もっと立ち姿が「綺麗」に見えるコツがあります!!



「右脚」に重心を置き、「左脚」を「右脚」の内腿(もも)の部分に「吸い着く様に」立ちます。
「骨盤」も垂直にしましょう! 「左脚」の踵(かかと)は少し後ろにズラした方が立ちやすいですね!


そして「右脚」が地面から一本でス~っと・・・・

「薄(すすき)が風で靡(なび)いて様に立つ」と素敵な姿が出来ますよ!
(少し背中を反るように)





ポイント!・・・・あくまでも「自然に!」




でも!!苦しい!!・・・・ですよね!





実はこの「しぐさ」は「体幹」をフルに使って行います。





「脚の筋肉」はほとん使わない動作なのです。




このように、

たかが「しぐさ」ですが!





実は大和の「しぐさ」は「体幹をシッカリと鍛えないと「美しいしぐさ」は出来ないのです!





しかし、この「しぐさ」をマスターすると
「脚のライン」が「綺麗」になり「体幹」を鍛える事によって
「スタイル」がとても綺麗になるのですよ!





昔の男性も女性も、実は「体幹」を上手く使っていた様です。



それは「草履」や「下着を着けなかった」事が影響している様です。



また男性は「刀」と「敵からの警戒心」が「大腰筋」を大きく発達させてのではないでしょうか?






本日も最後まで佐竹永光ブログを読んで頂きありがとうございました。





次回は、「しぐさ美人のライフスタイル」より

粋なしぐさ「美しい羽織の着方・脱ぎ方」ついて。