おはようございます。
おのころ心平です。
いわゆる五感とは、
「視覚」
「聴覚」
「嗅覚」
「味覚」
「触覚」
のことですが、
僕はこれに、
「方向感覚」
「平衡感覚」
「温度感覚」
「中心感覚」
の4つを加えた、
「9つの感覚」を考えています。
***
これらの感覚の間には、
「対」の関係があります。
★触覚と嗅覚
触覚は、触れていないと感じられないけど、
嗅覚は、触れずに感じられる感覚です。
★方向感覚と視覚
視覚は、いま目の前にあるものを把握する感覚、
方向感覚は、遠くにある目標に向かって進もうとする
ヴィジョン感覚とも言えます。
★温度感覚と味覚
食べ物が熱すぎたり、冷たすぎると、
味って、わかりませんよね。
★平衡感覚と聴覚
どちらも耳にある感覚ですが、
音に集中していると平衡感覚は鈍感に、
平衡感覚に集中すると、音に鈍感になります。
***
一方が強まれば、一方が弱まる。
対になった感覚は、
ヤジロベエのように
バランスをとっているのです。
そして、各感覚の絶妙なる
バランスをもとに生じるのが
「中心感覚」。
中心感覚とは、
内臓感覚、生命感覚、成長感覚
といったものを統合したような、
カラダの内側から生じる
かすかな感覚です。
だから瞑想でもしない限り、
ふだん感じることはありません。
ただ、この感覚は
「裏の顔」を持っていて、
それは、
「痛み」としての
顔なのです。
***
…中心感覚が阻害されて、
さまざまな自覚症状が生じます。
それはつまり、先ほどの、
「対」になっている感覚に
アンバランスが生じている
ためなのではないか…。
***
たとえば、僕の経験では、
★神経痛やかゆみが生じたときは、
触覚と嗅覚のバランス、
★手首、足首、ひじ、膝などの関節痛には、
方向感覚と視覚のバランス、
★腹痛、下腹部、胸部痛には、
温度感覚と味覚のバランス、
★頭痛、背骨の痛み、そして腰痛には、
聴覚と平衡感覚のバランス、
どちらかの感覚に
大きく偏っているために
生じる症状のような
ケースが多いのです。
***
…ということは、
ですよ。
過剰になっている
感覚をセーブしながら、
反対の感覚を活性化する
エクササイズを
実践すればよいのでは?
自分の感覚ポジションを知り、
感覚のバランスを使って
相殺(そうさい)することで、
自らの自覚症状を、
自らの力でケアできるのでは?
そう、9つの感覚セラピーとは、
何もたさない、何もひかない、
自らのカラダの感覚の力を活用した、
超セルフケアセラピーなのです。
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