便秘には「ふくらはぎ」。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。

 

便秘…。


胃腸の出口がふさがると、

生命にとって大切な

「食べる」という楽しみが
阻害されてしまいます。

 


 

便秘については、

 

僕は、いつも

あるクライアントさんを

思い出すのです。

82歳女性。


便秘60年という

筋金入りのおばあちゃんでした。

もうご主人も亡くなり、

娘たちが近所に住んでいますが、
健康ではつらつとしている彼女にとって、


唯一の悩みは

「今日はちゃんと便が出るか?」

 

ということでした。
 

出ない時は、

1週間も出ないと言うのです。

***


便秘のきっかけを

心理的に探っていくと、

それは60年前、

 

新婚当初、

ご主人の仕事の手伝いで、


ずっとご主人のそばに

より添っていた時のこと。

昔の女性ですから、

ご主人の前で、

トイレに行きたい

などと言えない、

ご主人の仕事のペースに

合わせる毎日で、


いつしか自分の腸のリズムを

見失ってしまった。

 

ご主人が亡くなった今も、

カラダはそのときの記憶を宿しており、

いつ便を出してよいかわからない。

 

***

 

せつないせつない

カラダのこの記憶…。

男性より、

女性に便秘が多いのは、

 

女性が男性に

必死に合わせてきた高度成長社会の
日本の現代史のありようを

物語っているのかもしれません。


このおばあちゃんに、

僕はあるエクササイズを

提案しました。

それが、

ふくらはぎエクササイズ。

 

キッチンで、

お料理時、

お皿洗い時、

つま先をキュッキュッと

上げる運動です。

おばあちゃんですから

数にして20回前後。
毎日やってもらいました。

ふくらはぎに、力が入りますが、


これは、

股関節の運動にもなって、
骨盤内の血液循環を促進します。

同時にふくらはぎには、

 

東洋医学の

経絡(けいらく)でいうところの
「膀胱経」のツボがたくさんあります。

膀胱括約筋を刺激することにもなり、


それを介して、
肛門括約筋も力を

取り戻したのでしょう。

おばあちゃんは、

便秘薬なしで毎日の快便を

実現したのでした!

 

・・・すばらしい。

 

便秘でお困りなら、

あなたもトライしてみて下さい。

 

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