おのころ心平です。
今朝の記事でも
お話ししましたように
それは食事のあり方にも、
大きな影響を及ぼします。
食べ物は「口」から入り、
「肛門」から出るまで、
12ステップの「消化管」
の旅路をたどっていきます。
その過程で
食べ物はゆっくりと消化され、
栄養分が吸収されていきます。
「食べる、消化する」
ということは、
言ってみれば、
「物事や人の考えを
噛みくだいて理解する」
ことにつながっています。
***
アレルギーがある人は別として、
より多くのものを
おいしく食べることができる
ということは、
健康である証拠という意味のほか、
多くの出来事や人に対して寛容であり、
柔軟であるといえるのです。
「食事にはとても
気をつけています。
主食は玄米にしているし、
野菜は完全無農薬で
旬のものを直接農家から
取り寄せています。
なのに、どうして私は
こんなに病弱なんでしょうか?」
そんなクライアントさんが
来られたことがありました。
***
あれはよくない、
これはよくないという警戒心と
食に対するストイックさは、
消化液の分泌も
警戒させてしまいます。
それだけでなく、そこには
「拒否のココロ」が
隠れている可能性があります。
***
もちろん、
食に気をつけるのはよいことです。
しかし、神経質になりすぎると、
カラダだけでなくココロの健康も
損ねる原因になりかねません。
入ってくるものに
気をつけ過ぎる以上に、
自分に備わっている消化力を
高める方がより健全です。
***
モノを口にしたとき、
たとえば、髪の毛などは、
口に入れたとたん、
すぐにわかりますよね。
「これは溶けない=食べられない」
という判断を
カラダがしっかりしているからです。
アタマで「これは健康にいいから」
と考えて食べ物を選ぶことは
「正しさ」につながるかもしれませんが、
でも、「正しさ」ばかりを追求すると、
正しくないものへの
拒否反応が強くなり過ぎ、
なんだか・・・
幸せに食べられません。
***
「おいしい、楽しい」
気分に目を向け、
食事をしてみましょう。
溶かす気分。
受け入れる気分。
許す気分……。
そんなとき、
消化液は充分に分泌され、
栄養はスムーズに取り込まれ、
逆に、不要なモノも
きちんと排泄してくれます。
〝幸せ〞な食事は、
あなたのカラダを
きっと幸せにしてくれますから。
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