桃の節句の女性性・男性性のヒント。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。
 

本日、桃の節句ひなまつり。

 

ひな壇をよく観察すると、


 

左にお内裏様、右にお雛様がいます。

お内裏様とは、天皇陛下のことで、

 

現、天皇皇后両陛下も、

お写真をググって頂ければ、

ほぼ完璧と言っていいほど、

右左の位置が決まっておられます。

 

新郎・新婦の立ち位置も同じ。


本人たちからすれば、

右側に男性、左側に女性です。

 

***

 

これは、

よくエネルギーセラピーや

ヒーリングの世界で

言われるところの、

 

右側=男性性、

左側=女性性、

 

と関係があるのでしょうか・・・、

 

少し探ってみましょう。


+++

 

★アーユルヴェーダ

 

人間の体は、右半分が、

ピッタの持つ「男性的」な力が優位に働き

 

左半分は、ヴァータやカパの持つ

「女性的」な力が優位に働く


★チベット・ヒーリング

 

右眼からは、「男性性」、

思考性、行動パターンなどを、

 

左眼からは、「女性性」、

芸術性、感性などを読みとる

 

★ヨガの呼吸法


右の鼻の孔から吸い、

左から吐く呼吸法がある

 

右側は太陽(陽)・「男性性」・活発な動きとされ、
左側は月(陰)・「女性性」・静寂と考えられている


★タントラ・ヨガ

「男性性」は、行動力、社会性、向上心、

積極性、責任感、自己実現力、包容力
リーダーシップを表し、

身体的には体の「右側」に症状が出て、


「女性性」は、 優しさ、感受性、思いやり、共感、

創造力、忍耐力、受容性、自己の内面を表し、

身体的には「左半身」にあらわれる

 

★チャクラ


右は、主に男性性、父親を表し、

左は、女性性、母親を表す

 

★レイキ


右手が与える側で「男性性」

左手が受け取る側で「女性性」

 

★大仏(盧舎那仏坐像)

 

右手を上げて、手のひらを前に向けている
→何ものも畏れない力を与えることを意味する(男性的)


左手を下げて、手のひらを上に向けている
→相手になにかを与える力を意味する(女性的)


★その他、

 

西洋のヒーリングでも、たいていは、
右側を男性性、左側を女性性としています。


+++

 

しかし、中国思想では逆に、

 

左を男性

右を女性

と見ていたんです。

 

東洋医学の本にもそう出ています。

日本はその中国思想の影響を

色濃く受けてはいるはずなんですが、

 

当の中国でも、

時代によって右左の担当が変わっていて、

 

秦、漢の時代は、「右」が男性、「左」が女性
 ↓

唐、宋の時代は、「左」が男性、「右」が女性
 ↓

元の時代には、 「右」が男性、「左」が女性
 ↓

明、清の時代に、「左」が男性、「右」が女性


明確に右左が定まっているわけではありませんが、

遣唐使時代の文化をそのまま継承していた歴史はあります。

 

今の日本は、

どちらかというと中国より

西洋文明の影響を色濃く受けていますから、

現代人のカラダでは、
  

右側が男性性で、

左側が女性性ということになりそう。

 

しかしながら、

伝統的なカラダの記憶と

近代社会の生活様式とが

ぶつかり合って葛藤し、

 

頭とカラダが一致しない、

というのが現代日本人のカラダの

抱える課題かもしれませんね。

 

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