うるう年の1日プラスは、なぜ2月? | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。

 

2月ももう終わり・・・、

と思ったら、

 

2024年はうるう年。

 

もう1日、

今日があるんですねー。

 

***

 

現在、僕らが

使っている暦(こよみ)は、

グレゴリオ暦」と言います。


この暦の始まりは

1582年のことです。

 

え?

 

案外、最近じゃない?…

 

はい、それまではというと、

グレゴリオ暦の元(もと)となった、

ユリウス暦」という暦が

使われていました。


ユリウス暦とは、

ローマの皇帝

ユリウス・カエサル(シーザー)

によって制定され、

紀元前45年に始まった暦です。

 


 

ユリウスの名前は、

7月=Julyにも残っていて、

この皇帝の誕生月が7月だったから、

と言われています。


8月=Augustは、

その後のローマ皇帝アウグストゥス

由来しています。

 


 

ユリウスをライバル視していた

アウグストゥスは、

8月の名称を当時の

「Sextilis」から自分の名に変更します。


そしてその時、

それまで30日だった8月の日数を、


「ユリウスの7月が31日なら、

自分の名を冠する8月も31日だ!」


と、1日増やしてしまったのです。

 

それで被害を受けたのが2月でした。

2月の日数から1日減らされたのです。

 

***


んーー、でも、じゃあなぜ、

中途半端に2月などという月から?

 

という疑問がわいてきますよね。

 

はい…、


ユリウス暦以前の

古代ローマ暦の新年は、

 

3月から始まり、

2月が1年の終わりの月

だったのです。

 

当時は、春分を起点しよう

という考えがあったので、

 

ユリウスが

新しい暦を制定したときにも、

平年とうるう年の日数の調整に、

1年の最終の月である2月が

使われることになったのです。

 

ユリウス絶対王政までは

2月は当時、平年は29日で、

閏年には30日と設定されていました。

 

そこへ、アウグストゥス。


ただでさえ少ない2月から1日奪い、

結果、2月の日数が平年で28日

なってしまったのでした。


ああ、

こうして2月28日、

閏年には29日という習わしが

定着したのでした。

 

まー、

なんと強引で、

なんと政治的なお話。

 

今日2月29日は

そんな曰く付きの日だったのですね。

   ▼

※詳しくは、コチラから