「自然」が与えてくれるもの。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

ギリシャ時代の医聖、

ヒポクラテスの言葉に、

 

「人間は、自然から

遠ざかるほど病気に近づく」


というものがあります。

 

***

 

「問題解決力」と

「自然」との関係について

こんな話を聞いたことがあります。

 

ある有名な

大企業の役員さんで

 

その人は、

社内で起こった問題で

誰もが試行錯誤し、

どうにもならなくなった時、


最後に、その人のところへ

持っていけばどんな問題も、

ほぼ解決策を出してくれる、


という人です。

 

***


どうして

その人には解決策が

頭に浮かぶのかというと、


この人は子供のころ、

ほとんど学校に行かず、

野山や川、海、草原といった

大自然の中で遊んでいた

のだそうです。


さすがに中学も半分すぎ、

勉強しないと進学先も就職先もない、

となった時、猛勉強しだしたら、

 

あっという間に成績を上げ、

有名高校に入学し、

そして、そのまま京都大学に

入ったのだそうです。


どっぷりと自然にひたって暮らした

小、中学校時代。


その時に身につけた、

自然に対する「問題解決能力」が、


試験問題という問題にも、

生かされたのだそうです。

 

***

 

そして会社に入って起こる

トラブルという問題も、

 

この人にとっては、

つねになんとかなるもので、

 

大自然という環境に比べれば

対処できないものはない、

と述べているのです。

 

***


ほほーーう。

僕は、ものすごく

腑に落ちて感動しました。


寒暖が激しい

濃縮な山の空気も


色鮮やかに移り変わる

葉や木の色彩も、


鳥のさえずりや滝、風、

動物の足音などを含んだ音も、


人工的な現代都市生活などより

はるかに微細に五感を刺激し、


しなやかで、鋭くて、

本質的な感覚を

磨き上げてくれるのだと。


鮮やかに

ドラスティックに移り変わりゆく

環境に対する適応力というものを、

自然は、大いに喚起するのだ、と…。

 

なるほど、

 

「人間は、自然から

遠ざかるほど病気に近づく」

 

とは、そういうことか・・・。

 

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