おのころ心平です。
お肌は、大きく
表皮、真皮、皮下組織
の三層構造になっています。
そして、真ん中の「真皮層」に
脂を出す「皮脂腺:ひしせん」と
汗を出す「汗腺:かんせん」とがあります。
皮脂腺の出す「脂」と、
汗腺の出す「水」とが
真皮で上手に混じって、
それで皮膚表面に
適度なうるおいをもたらします。
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水分だけが多すぎてもダメ。
もちろん、脂分だけが多すぎてもダメ。
皮膚表面を、
絶妙な配合でつくる
真皮層のミラクル。
つまり、
オイリー肌や乾燥肌になる
っていうことは、
この油分と水分の
ミラクル配合の力が
低下したときなのです。
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ここにさまざまな肌のトラブルや
湿疹、アトピーの生じやすさの
ヒントがあります。
暑い季節は
体内から水分が蒸発しやすいので、
ただでさえ、
オイリー肌になりやすいのですが、
もうひとつ、
カラダの内側から皮脂腺を
発達させてしまう要因があります。
それが「アンドロゲン」
というホルモンです。
通称、男性ホルモンと呼ばれています。
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男性ホルモン?
「わたし、女性だから関係ないわ」
と思うかもしれませんが、
じつは女性にも
副腎ってところから出ています。
男性ホルモン、
副腎皮質ホルモン、
女性ホルモンは、
分子的にステロイド骨格を持つ
ステロイドホルモンの仲間です。
アトピーや湿疹を考える時、
女性性と男性性のバランスが
副腎皮質ホルモンに影響を及ぼす
という視点は大事です。
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男の子のアトピーが、
お母さんの抑圧ストレス、
女の子のアトピーが、
お父さんの抑圧ストレスが
交差して投影されやすいというのも、
この性ホルモンバランスのゆえ、
という見方もできるかもしれません。
BODY-MIND-SPIRITで考えるアトピー性皮膚炎。
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