おのころ心平です。
むかしむかし、
あるクリスマス・イブの夜。
森の小さなきこり小屋で、
兄チルチルと妹ミチルは、
窓辺に並んで、
村の様子を眺めていました。
貧しい暮らしのふたりには、
はなやかなクリスマスパーティーで
にぎわう人々の様子を
ただ眺めているしかできませんでした。
そこへ突然、
魔法使いのおばあさんがあらわれ、
ふたりに青い鳥を探してくれと頼みます。
そのおばあさんには病気の娘がいて、
青い鳥が見つかれば、
その娘が幸せになるというのです。
チルチルとミチルは
おばあさんの頼みを引き受け、
夢の中の世界へ
青い鳥を探しにでかけました。
しかし、
「思い出の国」へ行っても、
「幸福の国」へ行っても、
「未来の国」へ行っても、
青い鳥はみつかりません。
やっと青い鳥をつかまえたと思っても、
すぐ色が変わってしまうのです。
やがて朝になり、
ふたりが目を覚ますとどうでしょう。
青い鳥は、木こり小屋の
鳥かごの中にいるではありませんか。
ほんとうの幸せの青い鳥は、
すぐそばの自分たちの生活のなかに
あったのでした。
***
この物語が示すのは、
「日常に幸せを見つける力」。
元気がないとき、
病気になってしまったとき、
私たちはつい、
非日常の世界に答えを求めがちです。
でも、実際には、
あなたのココロもカラダも、
ふだんの日常が創っています。
だから、
元気になるヒントも日常にこそ、
埋め込まれているのです。
自然治癒力学校監修。
日常にセルフケアの種を
どんどん見つける力を養うシリーズ。
▼
★詳しくは、コチラから。