おのころ心平です。
お昼の記事からの続きです。
腰痛で、フォーカスすべきは
「筋肉」と言いました。
相撲で「うっちゃり」って
いう技があるのですが、
土俵際に追い込まれた力士が
押してくる相手を持ち上げ、
大逆転で投げを打つ大技です。
うまくいけば劇的な大勝利。
ただ、この技は
いったん相手を抱え上げるので、
腰に強烈な負担がかかります。
タイミングを一歩間違えば、
まさに腰砕け。
相手の浴びせ倒しで
もっとも惨めな負けを喫する上、
腰にも非常に危険なことになります。
***
ぎりぎりまで追い込まれた状況を
一発大逆転でケリをつけたいと
企むココロは、
一夜漬けで試験にのぞんだり、
限界までいろいろと我慢したり、
私たちの一般生活にも
往々にして見られでます。
仕事において、
「俺ならできる」
「最後は私しかいない…」
「俺は、私は、いざというときは
かなりの力を発揮できる…はず…」
というのも、自分を追い込む
構造としてはよく似ています。
***
前の記事のAさんも、
この思い込みによって、
よく自分を窮地に追い込んだり、
追い込まれた場面に登場して
しまうことがありました。
しかし、本当に窮地に
追い込まれたとき、
土俵際で物理的にも心理的も
いっぱいいっぱいになっているのに、
誰も手を差し伸べようとしてくれない。
「これはもともと
あなたのためだったのに!」
なんで!
畜生!
もう限界、、、
ポキ・・・。
***
Aさんとは、カウンセリングの中で
自分の何を認めてほしいのか?
ココロの整理をしていきました。
そして、あれもこれも
引き受けるのではなく、
自分が効果的に
力を発揮できる仕事を
優先順位としてつけていきました。
そして、それ以外のことは、ほかの人に
「手伝って」
と言ってもらう習慣を
持ってもらったのです。
一度ぎっくり腰をすると、
繰り返すことが多いのですが、
Aさんはそれ以来、
腰痛は出なくなったのでした!
「手伝って」
「助けて」
と言える勇気・・・。
腰痛脱却&予防のための魔法の言葉。
ぜひ、ご一考くださいませ。
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