思い込みは「見つめる」ことで外れてゆく。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

私たちの脳は、

たとえば、

 

ひとつひとつ

音符をつなぎ合わせて

音楽のメロディとして

聴くことができますし、

他人の気分を、

 

その人の表情の

目と口と鼻の様子をつなげて、

感じることができます。

 

 

この断片情報をつなぎ合わせて

一連の意味づけを行なうことを、

 

心理学的に

ゲシュタルト

と言います。

 

ゲシュタルトは、

あらゆる生活の場面で、

良くも悪くも、

 

私たちの常識、

 

あるいは

思い込み

つくっています。

 

***

 

日常生活において、

私たちは、

 

ありふれたものを

ありふれたように見て、

解釈してます。

 

たとえば、

 


「ああ、これはリンゴね」
「ああ、これは鉛筆ね」
「ああ、これは赤だね」

・・・と。

 

いずれも、

 

リンゴならリンゴ、

鉛筆なら鉛筆、

赤なら赤

という「言葉」が引き起こす

一連の「ゲシュタルト」。

 

***


日常生活で次々と

判断を下していかないといけない中では、

 

私たちはほとんど

深く物事を見ようとはしていません。

 

何事も、見たり触れたりするのは

ほとんど一瞬で、 

 

そのとき、私たちの脳は、

0.1秒で情報処理して、

見たものをおなじみのパターンで

カテゴライズしようとします。
 

 

そう、こうして、思い込みは

日々強化されています。

 

なんの気なしに送っている

今日の無意識の「視線」が、

 

過去、自分が行なった

「ゲシュタルト」を

強化しているわけです。

 

さて、これを打破するには

何か方法はあるのでしょうか?

 

はい、

 

ここで、

ある対象を見つめるとしましょう。

 

ひとつの文字をずっと見ていると、

 

しだいにそれが、

意味のない、線の集合体のように

思えてくる経験ってありませんか? 

 

たとえば

 

 

という字を紙に書いて、

1分間ほど凝視してみてください。

 

ずっと見ていると、

点と線がバラバラの要素に見えて、

 

「え?こんな字だっけ」

と感じる瞬間が訪れます。 

 

このように視点を何かに

一定時間集中させることで、

その構成要素をバラバラにする。

 

これを心理学用語で

ゲシュタルト崩壊

と言います。
 

つまり、
思い込みを打破するには、

外側からなにか新しい概念を持ってきて

とってつけるのではなく、


内側から、

自ら崩壊するように、

対象物をよく見つめ直す、

ということなのです。

 

***

 

身の回りで当たり前になっていること、

よく考えないままそのままにしている

こと、もの、ひと、習慣、仕事etc・・・

 

もう一度、じっと、

見つめなおしてみましょう。

 

じんわりなにか

感情が湧いてきたなら、

そこに、ゲシュタルト崩壊が

始まっています。

 

すると、日常が

どんどん軽くなっていきます。

 

***

 

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