おのころ心平です。
「スキャモンの発達曲線」
という有名な研究があります。
子供の器官の発達は、
よく調べてみると、
器官によって
成長のスピードが違うのです。
これは出産時の状態を0%、
成長の到達年齢(20歳)の状態を100%として
各器官の
重量変化を計算してみると、
発達の4つの型が
現れるという法則です。
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①の神経型
(神経型とは脳、脊髄、頭部 など)は、
乳幼児期にめざましく発達し ます。
大人の脳重量は、1200~1400gで すが
新生児の脳重量は370~400g。
この 時点で大人の25%です。
2歳になると大人の50%になり、
6歳には90%、
10歳では95%となります。
神経型の発達は
早い段階で大人の水準に達します。
11歳前後は「神経的な」達成点です。
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さて、
②のリンパ型(胸腺やリンパ腺など)は、
これが極めて独特な急成長曲線を描きます。
7歳で100%、
12歳近くで200%です。
大人の2倍にもなるこの年齢の時期は
免疫機能が もっとも活発に働いていることを
意味しています。
12歳前後は
「免疫的な」
ピーク点です。
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③の一般型は、
頭部を除く、
身体全体の重量の計算です。
心臓、肺、骨、筋肉などを含みます。
一般型は2つの波で構成さ れています。
一波目は、
胎児期から新生児期にかけての
急な発達。
その後はゆるやかな線となり、
二波目は、13~14歳頃から生じます。
この第二波の発達には
性差が大きく現れます。
9歳頃から12歳頃までは
女子の方が先に急増しますので、
同年代の男子より女子の方が
背が高くなることがよくあります。
これを「交差現象」をよびます。
13歳前後は「性的な」 転換点です。
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④は生殖型では、
卵巣、精巣を含みます。
生殖器官は男女ともに
生まれた時から12歳頃まで
ほとんど変化はありません。
小学校5~6年頃から
生殖機能が増大し始め、
14歳頃から急激にカーブを描き、
一気に完成していきます。
これを「第二次性徴期」ともよんでいます。
14歳前後は 「性的な」上昇点です。
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