骨と、ダイエットと、女性ホルモンと。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


きついダイエットをした女性が

月経が来なくなった、ということを
聞いたことはありませんか?

 

 

ぜひ、知ってください。

このトライアングル関係。



月経には、ある程度の

体脂肪が必要だとされています。

 

脂肪から分泌される

レプチンという物質が、
月経が始まるのに

必要とされているからです。

 

また、カロリー制限をすると

排卵が止まって、

やがて月経が止まりやすい

と言われています。


***

 

僕に言わせれば、

 

食べないことより、
ちゃんと消化液を出して、
唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液をフル活用して
きちんと食べる習慣を持つ方が、
結果、スリムになると考えています。

 

早食い、かっ込み食いは
レプチン効果も望めません。

 

***

 

適正なカロリーと同時に
気をつけないといけないのが、
カルシウム摂取量です。

 

同じ量のカルシウムを口にしても、
年齢や人種間でカラダに
取り込まれる割合は違います。

 

思春期では
摂取したカルシウムの
45%がカラダにとりこまれますが、

 

20歳を過ぎると
その半分に減ってしまうそうです。

 

また、日本人は白人に比べて
吸収率がだいぶ低いとされていますが、
その白人も黒人に比較すると
2分の1の吸収率です。

 

***

 

アメリカでは、

1990年代くらいから
「骨粗鬆症」を「無月経」と

関連づけた研究が注目されており、


米国スポーツ医学会の発表では、

 

「女性アスリートは無月経になったら
どんな薬を使っても骨密度はあがらない」、

 

「初経前後の骨密度上昇のチャンスを逃すと、
大人になってから取り戻すことはできない」

 

とのこと。

 

なぜかと言えば、
女性のカラダは初潮の年齢前後に、
骨密度が25~30%も高まるからです。

 

女の子のカラダの成長ピークは
だいたい12歳ごろ。


ちょうど小学校5~6年から

中学生にかけて、適正にカロリー摂取する

ことが重要なのです。

 

適正カロリーが、
排卵をおこし、
月経をおこし、

 

女性ホルモンを増やし、
カルシウムを骨に摂りこむ率を高め、
のちのちの骨粗しょう症を予防する、
というのです。

 

骨密度と、女性ホルモンと、ダイエットと・・・。

 

***

 

骨の老いも考えます。

   ↓

おのころ心平、自分医学5月。

(受付4月30日まで)

 

※詳しくは、こちらから。