おのころ心平です。
今日は、
朝と
お昼に
希望を感じる記事を引用させて
頂きましたが、
そもそも
カラダにウイルスを
呼び込むかどうかは
こちらの体調次第、
というお話を。
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東洋医学では、
気・血・水の流れが大事にされており、
これが滞ると、体内に澱みや濁りが生じ、
いわば「ヘドロ」化してしまいます。
●血液は、カラダにとっては
もちろん栄養素を含む大事なものですが、
いかな血液といえども、
動かず流れずの状態が続けば、
毒化してしまいます。
川の流れを想像してください。
流れていれば清流。
飲むことができるような水も、
くぼみに溜まって澱み出すと、
いろんなものを沈殿させ、
腐敗水となります。
東洋医学では、
そういう血液を「瘀(お)血」と呼びます。
●さらに同じように「水」も毒化します。
体内のリンパ液などの流れが停滞したものは
「水毒」と呼ばれます。
●「気」についても、強い感情が
鬱屈して溜まってしまえば、
「気結」という毒のようなものをつくります。
「お気の毒に」という言葉は、
「ああ、そのような状況に見舞われてしまっては、
さぞ鬱屈した感情が溜まっておられるでしょうね」
という意味なのです。
●加えて、食毒です。
これは胃腸に滞留し、排泄されない食べ物のこと。
腸粘膜のヒダにこびりついて便にもならずに
排泄されない宿便のようなものや、
なんらかのきっかけで
一時的に胃や腸の中で停滞するものも指します。
胃腸には腸内細菌も多く、
停滞するとそれらがすぐにとりついて、
発酵ならぬ腐敗を起こしてしまいます。
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以上の、
・瘀お血(血毒)、
・水毒、
・気結(気の毒)、
・食毒、
この四毒が、
カラダのどこかに停滞すれば、
内的に「虚」を生じさせます。
「虚」とは
空虚のように空っぽな状態
を思い起こさせますが、
逆に、流れのない不動のものです。
ヘドロのように溜まって
身動きのとれないものが、
周囲の流れを邪魔してしまうのです。
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これが、風邪を引きやすい
カラダの状態と言って
いいかもしれません。
これを逆手にとって考えるならば、
・瘀お血(血毒)→運動
・水毒→冷やさない
・気結(気の毒)→思いを溜めない
・食毒→食べ過ぎない
という、やっぱり、
ものすごーくシンプルな生活習慣、
ということになりますね。
ご参考にー。