おのころ心平です。
免疫の研究がクロスオーバーしています。
ノーベル賞の受賞者が発表されますが、
今年も有力な候補者として日本人の名前が
挙がっています。
アメリカの調査会社によると、
リウマチなどの炎症反応を引き起こす
タンパク質(IL-6)を発見し、
治療薬の開発に貢献した、
大阪大学の岸本忠三(きしもと・ただみつ)さんと
平野俊夫(ひらの・としお)さんが、
生理学・医学賞の有力な候補者だといいます。
実は、この2人が開発に貢献したのが、
去年から新型コロナの治療薬として注目され、
アメリカでは緊急使用許可も下りている
「アクテムラ」なんです。
日本でも、臨床試験が行われているところですが、
海外の事例を元に「大阪はびきの医療センター」で、
重症化する直前のコロナ患者13人に投与したところ、
なんと12人の症状が改善したといいます。
治療に関わった橋本医師は、
「アクテムラは、新型コロナが重症化する
直前の治療薬として効果が期待できる」と話します。
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日本人が、
ノーベル賞候補をとれるかどうか、
ことしの受賞者の発表は、
4日が医学・生理学賞、
5日が物理学賞、
6日が化学賞、
7日が文学賞、
8日が平和賞、
11日が経済学賞
となっています。
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コロナ治療薬の開発
という大きな目標をもって、
これまでの多くの免疫研究が
どんどん相乗効果を生むことを
期待しています!