おはようございます。
おのころ心平です。
僕はよく、
「症状が、
カラダの左側に出るときには
女性性のエネルギーに課題が、
カラダの右側に症状が出る場合は、
男性性のエネルギーに課題がある」
と言います。
このように、僕が
左半身が女性性
右半身が男性性
と見る根拠は、
心臓のはたらきにあります。
左心室は血液を全身に送り出す、
つまり、血液(栄養、愛)を
身体中に配る“母性”の働きです。
一方、血液を右心房に集めるためには
重力に逆らう筋力が必要ですが、
「筋力」からして“男性的”ですね。
静脈血というのは、
単に細胞が排泄する老廃物を集める
というのではなく、
身体の各細胞が、
それぞれに自己表現した創出物を、
心臓の右心房に集め、
肺を通して、
大気(社会)へ還元するシステム
だと見るのです。
こうしたカラダの中の血液回収業務を、
狩や社会への還元などはもっぱら男性が
担ってきたことから、
僕は“父性”と見るわけですが、
これは、カラダの右側に現れます。
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いま心臓の病気である「急性心筋梗塞」は、
年間で1,000人に2人が発症するそうです。
こういう統計が取れるのは、
「急性」だからですね。
ガンやほかの慢性病などは、
年間で1,000人に何人が発症する、
というデータは取りにくいでしょう。
いつが発症ってわからない病気が多い中で、
急性心筋梗塞は、急性で、
しかも「死」を連想させる病気の代表格です。
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ところが、この病気、
死に至る率というのは、
発症数全体の
20%弱なんだそうです。
この病気に
あまり馴染みがない人から見ると、
急性心筋梗塞になったら
ほとんどがそのまま亡くなる、
というイメージがあるかも知れませんが、
これまで僕は
たくさんの心筋梗塞から生還された方の
カウンセリングもさせてもらいました。
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そして、その多くが、心臓の左に
「壊死(えし:組織の細胞が部分的に死んでいる状態)」
を抱えていらっしゃいます。
その原因は、
心臓に栄養を送る冠状動脈が詰まり、
とくに左心室の心筋が酸素不足で
死んでしまうのです。
はい。。。ここでのポイントは、
「心臓の左側」というところです。
先ほどの
「カラダの右側が男性性で、左側が女性性」
であるということを合わせて考察してみると、
急性心筋梗塞とは、
「カラダの右側エネルギー
(男性性)が強すぎて、
左側の母性が追いつかない状態」
と見ることができるかも知れません。
ヨガやアーユルヴェーダでは
心臓は「愛」のチャクラ、と言いますが、
自分を高めるために無理をする
(男性性)ことはもちろん必要なこともありますが、
それと同じくらい自分を認めて
自分を愛する(女性性)力も、大事。
この統合こそが、よりよく心臓を健康にする
方法と言えるかもしれません・・・。
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