おのころ心平です。
帯津良一(おびつりょういち)先生には、
何度も自然治癒力学校で、
ご講演いただいておりますが、
先生の目指しておられる
ホリスティック医療では、
(というか、先生のこれまでの軌跡こそ、
ホリスティック医療だと僕は思うんですが…)
病院という「場」の
自然治癒力を
高めていくことが大事
ということを掲げておられるのです。
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患者と医師と職員とが
共有する「場」。
そこが萎えていては、
代替医療はおろか、
通常医療さえその効果が
おぼつかなくなる…。
医者と患者が信頼し合う。
この基本中の基本がいま、
医療の現場で失われていることに
帯津先生の危惧、
というよりもはや、
哀愁を感じておれます。
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先生が名誉院長をつとめる
かの帯津三敬病院ですら、
先生の理念を共有し、
実践している職員は、
20%程度だと…。
先生の病院でさえ?
…うーむ、
新しい取り組みが
いかに難しく、
時間のかかることなのか、
痛感させられますね。
患者は
よりよい医療を期待する…
…それは当然。
でもね、医療現場で働く人も、
それぞれ一人の人間。
医療制度という枠組みの中で、
覚悟をもって行動できる
医療人というのは、
ほんとうに少ないのです。
僕は、それでも壁を少しずつ破り、
30年かけて一歩一歩前進してこられた
「帯津良一」という存在を
こよなく敬愛するのです。
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御年82歳。
帯津先生は、もちろん医療現場を
ほんとうに大切にしておられる
真の医師ですが、
位置取りとしては、
医師という肩書を超越して、
もう「文化人」です。
でも、そうした位置取りだからこそ、
先生は、医療現場を
俯瞰(ふかん)できるのだと思います。
医療現場の平面にいては、
見えてこないもの。
バーズアイ
(鳥のように空から見る目)
を持ってこそ、
医療現場の全体が見えてくる。
そうした俯瞰した目で見た時、
医療現場とは、
医師や病院職員だけが創るものではない、
ましてや、厚生労働省や医師会が
創るものでもない…。
一番大切な「場」の要素。
それは、患者。
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患者が受け身のままでは、
一向に今の医療現場は
変わっていかないのではないか…。
僕は、
「医者をその気にさせる患者学」
ってあり得ると思っています。
患者の品格。
威風堂々と
「病気ですが、何か?」
と言える覚悟を持った
患者の態度。
そうしたオーラは、
医者を感化し、
医療現場で働く人を感化し、
やがて病院という場の自然治癒力を
開放していくはずだと思うのです。
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9月25日満月 浅草橋ヒューリックホール全館