脳梗塞って、冬じゃなく夏場に多いんですって。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


今日も暑かったですねー。



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脳卒中は、

血管が詰まるタイプ「脳梗塞」と

血管が破れるタイプ「脳出血」「クモ膜下出血」

に分けられますが、


脳出血は冬場に多く、

脳梗塞は、夏に増加すると言われています。


理由は、夏は大量の汗をかくため

体が脱水状態になりやすいから、

とい言えます。


脱水が起きると血液中の水分が不足し、

血液が粘度を増し、血のかたまり(血栓)が

できやすいのです。



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さて、何かと悪玉扱いされる

コレステロールですが、

コレステロールは血管壁を
強くしてくれる作用があります。

かつて日本人に多かった「脳出血」は、

コレステロール不足でもろくなった血管が

切れやすかったと推測できます。


現代食生活では逆に、

コレステロールが過剰になって、

血管が詰まって「脳梗塞」が

起こりやすくなっています。



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コレステロールは

70%が肝臓でつくられ、

残りの30%は食事から摂取されますが、

これも肝臓に取り込まれます。
 

血管の強弱は、運動と食事が

大事なファクターとなりますが、

血管内の血液の質も大いに影響を及ぼすでしょう。

血液の入り口は肝臓です。


血液のもととなる栄養分は

すべて肝臓を通るからです。

一方、血液の出口は腎臓です。

血液中の不要な物質や老廃物を

濾過して、排泄してくれるからです。


そして腎臓は、体内のミネラルバランスを

調整することで血圧にも関与しています。


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かつて、脳出血が多かった頃は

高血圧の多かった時代です。


比喩的に言えば、

「出口の腎臓が強すぎた」時代

と言えるでしょう。


一方今は、コレステロール過多ですから、

「入り口の肝臓が強すぎる」時代と言えます。

モノが少ない時代の「脳出血」。

モノが多い時代の「脳梗塞」。


モノにあふれた現代生活を

血管の質が如実に表しているようにも見えます。


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おのころ心平