おはようございます。
おのころ心平です。
子供の心臓は、
育っていく環境の中で
3つの壁を乗り越えていきます。
◆1度目は、3歳のころ。
人間が人間である特徴に
「立って歩く」
「言葉をしゃべる」
「考える」
というのがありますが、
驚くべきことに人間は、
およそ3歳までに
これらをすべて獲得してしまうんですね。
そして、このころ同時に
「自分」という認識が生まれてきます。
正直1~2歳までは
お母さんと自分との
境界線はあいまいです。
けれど、3歳までに、
自分とお母さんは違う、
自分は一人なんだ、
という意識が強くなります。
一人だけど、一人じゃないよ、
というフォローがとても必要な時期です。
たとえば弟や妹ができたら、
お母さんをとられた気分になって
疎外感を感じてしまいますね。
→ここを放っておくと、その後、
口内炎ができやすい体質になったり、
溶連菌感染しやすくなって
しょっちゅう、のどをはらしたり、
中耳炎を起こしやすくなることも…。
◆2度目は、9~10歳。
このころ心臓は、
その容積を飛躍的に成長させます。
それに伴って9~10歳の子どもは、
両親に対し、
まわりの環境に対し、
何だか批判的になります。
親と出かけるより、
友達を優先し始める時期ですね。
学校やその他の集団の中で、
自分と誰かを「比較」し始め、
苦手意識、自信のなさ、気後れ、
不安感を経験します。
このころになると、親もただただ
上から怒鳴りつけるだけでは、
もう通用しなくなります。
→ここを、今までと同じように
強く押さえつけると、中学での激しい反抗期か、
カラダで、 炎天下で立っていられない、
めまい、どもり、 また、心臓弁膜症などにつながることも…。
◆3度目は、思春期です。
大人の心臓の大きさと
同じになるまで成長しますが、
長くなってきたので、
ここについては、またの機会に。
いずれにしても
心臓が大きくなるに従い、
子供は周囲に反発し、
反発と同時に、
じゃあ自分はどうするか、
と自分と向き合います。
心臓は、
段階的に、自分を発見していく
臓器なのです。
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