冷え性の方に心がけてほしいココロの習慣。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


あなたは、


絶対零度って、

聞いたことありますか?



すべての分子の運動が停止する

絶対零度を0ケルビン(K)とし、
摂氏マイナス273.15℃にあたります。


すべてのものがまったく止まる時、

この世から温度は消滅します。

それは極限の寒さ、冷たさです。



***



この地球上にある

原子・分子が振動しているからこそ、

この世には温かみがあるのです。


絶対零度に比べれば、

すべてのものは温かい、

と言えます。


この世には温かみがあり、

それを感じる僕らの感覚がある…。


でも、感じる方の僕らのカラダも、

分子レベルでは震えています。


だからここには、

どっちの震えの方が大きいか?

という相対的な比べっこが生じます。



***


たとえば、すごいサンバを

踊っている人から見ると、


盆踊りは

非常にナイーブですね。


でも、ラジオ体操第2

あたりから見ると盆踊りは

けっこうアクティブです。


同じように温度も、


温度を感じる主体が、

どの状態にいるかが重要です。


たとえば、

43℃のお風呂につかっていた人は
40℃のお湯をぬるいと感じるでしょうし、


37℃のお湯につかっていた人は

40℃のお湯を熱いと感じるでしょう。


そう。


こちらの状態が、相手の温度を

「相対的に」決定しているのです。


***


温度感覚とは、

きわめてアナログ的で

相対的な感覚だということが、

よくわかります。


そこは、じわじわとした

グラディエーションの世界なのです。



上の図で、あなたはどこまでを

灰色として線引きしますか?


かなり左よりに線を引く人もいれば、

かなり右よりに線を引く人もいるでしょう。



その人の灰色に対する、

あるいは、黒と白に対する価値観が
線引きの位置に反映されるはずです。



温度感覚とは、


この「相対的」な世界を

象徴する感覚なのです。



***


相対的とは、

「他との比較の上に成り立つさま」


あるいは、
「他との関係において成り立つさま」

と辞書にはあります。



温度感覚とは

「他者との関係」において

初めて成り立ちます。


温度とは、

一人では感じられないのです。


だから、


自然との関係、
社会との関係、
宇宙との関係、
ほんの小さな一輪の花との関係、
もちろん、周囲の人との関係…


そうした関係の中で、

ちょっとした感動をいつもできることが
とても大事なんだと、思うのです。


なぜなら、感じて動くのが感動。
まさに内側からの振動だからです。


温度の正体が結局のところ

分子の振動なのだとしたら

私たちみずから内側から

振動をつくるのが、

最良の冷え解消法ですよね。


あ、そうだ。あとは、

「相対」の反対語、

「絶対」という言葉を

極力使わないことも大事です。


絶対と決めつけずに

相手の今ある立場に思いやりを持つ。


毎日ちょっと感動するココロを持ち。

これが、冷えを導きにくい体質づくりに

つながっていくはずです。



   

満席&残席の状況は、こちらのページ から!