おはようございます。
おのころ心平です。
午前中の記事に続き、
では、どんなことを
質問すればいいのでしょう。
はい…、
特に何か大きく深遠な
テーマをぶつける必要はありません。
たとえば、
「宇宙ってなんだろう？」
というような、大きなテーマから、
「どうして犬より猫が好きなの？」
という身近なテーマまで、
人は、質問されると、改めて考え始め、
「自分の言葉で」思考するものです。
そしてまた、
誰かに質問することは、
質問する人にとっても
「自分の内側にも質問を投げかける」
ことにつながります。
何かを問いかけることは、
相手の思考を深めるだけでなく、
自分の思考も深める作用があるのです。
いつもなら、「ふーん」で
済ませている相手の話に対して、
改めて、まっさらな気持ちで
立ち止まって傾聴してみましょう。
（ふんふん、なるほど…）
すると、素朴な疑問が
生まれてきます。
「なぜそんなふうに考えるの？」
「いつからそういうふうに考えるようになったの？」
あくまで素朴さが大事です。
それを日常の観察にも応用し、
「どうしてここにバッグを置きっぱなしにしたの？」
「どうしてそのときイラッとしたの？」
などと質問します。
そのときの大事なポイントは、
ニッコリと口角をあげること。
間違えてはいけないのは、
「どーしてこんなことするのかしらねっ！」
という「質問形をとった攻撃」
をしてはいけないということ。
あくまでも、
ココロの底から湧き出てくる
ニッコリ笑顔付きの素朴な質問を
投げかけるのです。
すると、相手は
自分の言葉で考え始めます。
その時、口をついて出てくるのは
まさに自分の言葉なのです。
そうして、
相手は自分の言葉に
新しい発見をするでしょう。
あ、自分でも気づかなかった、と。
＊＊＊
質問をするときの
最大のポイントは、
質問する側のココロが、
素朴で素直であること。
揚げ足を取ることを意図していたりとか、
秘密を暴きたいとか、
自分が有利になりたいとか、
そうしたココロが少しでもあると、
質問の意図は一気にゆらぎます。
人に何かを尋ねるときは、
素朴で素直な自分でいる。
最大限、相手の思考や感情に
興味と関心をもつ。
その姿勢が、人間関係をより深く、
親密度の高いものにしてくれるのです。
＊＊＊
質問の奥義を身に付けよう。
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