おのころ心平です。
カンジダ膣炎について
ご質問を頂きました。
かゆいし、はれると痛いし、
おりものも生じるし、
女性のプライドを傷つけられる…。
女性にとっては、
もっともイライラさせられる症状のひとつですね。
男性不信だから?
性行為への抵抗感があるから?
心理的も色々と思い悩まれたことでしょう。
***
ただ、ここでは、ちょっと視点をずらして、
カンジダさんの立場に立って考えて
みましょうか。
膣炎を起す正体は、
カンジダ・アルビカンス。
真菌(かび)です。
ふだんは常在菌といって、
じつは口の中にも皮膚にも、
消化管にも、膣にも
ある程度は棲息しています。
これが何かしらのきっかけによって、
日和見的に勢力をのばし、繁殖しすぎると、
炎症を起します。
つまり、膣ならカンジダ膣炎ですね。
***
症状としては、とにかくかゆい。
男性にも起こりうる症状なのに、
男性の場合はかゆくないケースもあるのだとか。
だから感染源が男性側にあっても、
女性の方にひどく症状が出るので、
男性は自分が原因とは気づかない。
***
もう!こんな症状、なんで私のカラダに!!
と、雄叫びをあげたくなりますよね。
もともと膣という所は、
変な菌が入らないように
殺菌効果が高い環境にあります。
膣にそのような自浄作用を与えているのは、
女性ホルモンのうち、エストロゲンというホルモンで、
膣内pHを調整し、ほかのところよりもpHを酸性寄りにして、
カビの棲息には適さないように保っています。
(カンジダ菌の適正環境は中性寄り)
ただ、カビとは言え、
カンジダさんも生き物である限り、
それなりに存在するワケというのがあります。
***
カビの存在理由?
そんなの認めたくないわー。
とおっしゃる前に、ちょっと、
お耳を(いや、読んでますよね)お貸し下さい。
カビの仲間には、
コウジカビやクロクサカビなど、
食品加工に有用なカビたちもいます。
しょうゆ、味噌、漬物、清酒、焼酎…、
これらの発酵過程に欠かせない
のがそのカビたち。
ヨーロッパでもチーズやヨーグルト、
ワインをつくるのに、
カビたちは大きな活躍しています。
(そういえば、カンジダ膣炎の時のおりものは、
チーズのような独特なにおいがします。まさにカビの仕業!)
***
発酵、醸造、、、
つまり、カビさんたちの働きは、
「熟成させる」というのが、その使命なのです!
…熟成?
そう、「あなたのカラダに熟成をもたらす」。
ここにカンジダ菌の存在理由があるわけなのですが、
これを心理的に置き換えると、
女子から女へ、
妖艶な熟女への変身願望と
それを押さえ込もうとする理性との葛藤
ということになります。
ががーん。な事実。
***
でもこれは、ご本人には
あまり自覚できない心理かも知れません。
カビに起因する症状は、
「ひそやかな、決して表立ってはいけない思い」
がテーマですから、
潜在意識の奥の欲求、つまり、
顕在意識で自覚できないことが多いのです。
同じ悩みで訪れたクライアントさんを
思い返してみると、意外な共通点に気づきます。
色気、化粧っ気、熟女、妖艶
などと言った言葉に似つかわしくない、
むしろ、それらに抵抗感を持っているような性格。
デニムのジーンズなどが似合う
カジュアル系のさわやか型の女性が多いです。
そうした人は、おおむね礼儀正しく、
そつなく人付き合いもするのですが、
実は、あまり曲がったことが好きではない。
というより、堂々としたポリシーを持っているので、
矛盾や不正やずるがしこい人、
世渡り上手な人が嫌いで
「ちょっとー、許せなーい」というのが口グセだったりする。
そういう意味で、性的なことに限らず、
どこか潔癖的なところがあり、キレイ好きで、
清潔感をとても意識するといった人が多いようです。
***
もし、あなたが女性として、
妖艶さを漂わせることに、
何か不潔感のようなものを
(はっきりではないにしろ)
感じてしまうとしたら…です。
今!!
女としての魅力、
というものに対するそのイメージが、
これまでのような「カッコいい」や
「すがすがしさ」から、 だんだん
「艶々しさ」「セクシュアリティ」へと
シフトしていっている自分に、
そっと、気づいてあげて下さい。
…ちょっと強引なような気もしますけど、
まあ、これを女としての熟成ととらえるなら、
それこそもう、カンジダさんの存在を
必要としなくてよくなるかも知れませんよね。
「おっ、やっと熟してくれますか、
はい、それでは、さようなら!」
そんなカンジダさんの声を期待しつつ・・・。
***
東京・渋谷、
おのころ夜間セミナー! 19:30-21:00
↑
めずらしいです。
9月26日(土)
女性のカラダの訴え編
↓画像クリック