おのころ心平です。
「咳」には、基本的に、以下のような
潜在意識からのメッセージが隠れています。
1. 抵抗
2. 感謝を要求
3. 涙を見せない(ほとばしる感情を抑圧)
4. 自己浄化
5. 何らかの状況に押しつぶされそうになっている
状況によって意味が違いますから、
症状と心理状態を1対1で特定はできませんが、
ひとつ言えるのは、
呼吸は、「接触」や「つながり」ということを表している
ということです。
その線で考えるに、「咳」には、
自分と誰かとの距離を、ある程度までに保ちたい
という欲求が働いているのです。
つまり、
「これ以上は近寄らないで」
「これ以上は私のことをコントロールしないで」
ということ。
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Q.高校2年生になる娘が、
幼稚園の年長さんから
小学校の1~2年生にかけて
夜(眠っている時間)以外は、
常にず~~~~っと咳をしていました。
子供の長引く「咳」にも、
なにか訴えたいことがあるのでしょうか。
A.おのころadvice
親にとっては少しせつなくなるメッセージですが、
咳が慢性化して「喘息」ともなると、
咳を使って、子どもは周りを攻撃さえするのです。
「ハウスダストはダメ」
「たばこの煙はダメ」
「車の排気ガスはダメ」
「湿気がダメ」
「この環境はとても生きていくには向かないわ」
「咳」という身体症状によって、
自分を取り巻く環境を否定しようとするのです。
でも、これは反対に見ると、
非常に純粋性の高い魂を持った子ども、
清潔、高潔、裏表のなさを大事にするような性質を
持って生まれてきたと見ることもできます。
***
最近は幼児教育や胎内教育、
母親が子どもに与えるストレスに関して
書かれた本も多いので、
親の子どもへの影響について、
とても慎重になるお母さんがいます。
うちに相談に来られる多くの
親子のクライアントさんも、よく
「私がこんな育て方をしたもんで」
とおっしゃったりします。
でも、育て方に、
間違いも正しいもありません。
親は精一杯、子どもに関わるだけ。
それ以上はできないし、
子どもも本当のところ、
それ以上を求めるわけではない。
ただ、私が、お母さんたちに申し上げるのは、
「子どもは親の態度から学ぶ」
ということです。
***
「言葉の指示」だけでは、
子どもは言われている意味を理解できません。
僕も含め、多くの親は、子どもに
「よく噛みなさい」
「宿題やんなさい」
「お風呂に入りなさい」
「早く寝なさい」
と言葉で指示します。
それが高じて、ついには
「あなたのためを思って言っているの」
って。
でも、これは前にもどこかで書きましたが、
「私はいいから、あなたは幸せに」
って、子どもには非常に受け取りにくい
メッセージなんですよね。
そんな時、子どもは「咳」を使って、
親にメッセージを伝えるのです。
「お母さんは自分のためにちゃんとやってる?」
***
頂いたご質問では、成長された娘さんに、
もうそんな症状が見られないようなので、
おそらくお母さんは無意識にでも、
上手に娘さんからのメッセージを
キャッチされたのでしょう。
子どもためにやることより、
親がしっかり自分の人生を楽しんでいることこそ、
子どもの症状には一番いいクスリなんです。
言葉の指示以上に、その生き方で。
子どもの咳を聞いたら、
子どもの目をしっかり見据えて、
こう言ってあげましょう。
「お母さんは、あなたがいてとっても幸せよ」
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