おはようございます。
おのころ心平です。
コンプレックスという
言葉の意味を、
ちょっと整理しておきましょう。
一般的に
「コンプレックス」と言う時は
「劣等感」の同義語として、
扱われている傾向があります。
また、
セラピーやスピリチュアルヒーリングに
関わっている人にとっては、
コンプレックスとは、
「過去のココロの傷」…
=幼少期に
からかわれたことやいじめ
あるいは
=思春期に
誰かから言われた傷ついた言葉
などとリンクして
とらえることも多いかも
しれません。
場合によっては、
=学校の成績や、
=スポーツや文化活動における優劣など、
「他人からの評価」に対して
刺激される過去の心理的反応
としてとらえられることもあるでしょう。
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心理学用語
(特に深層心理学諸学派)で用いられる
コンプレックスという言葉は、
「感情複合」と訳されます。
ユングの定義によれば、
コンプレックスとは、
何らかの感情によって統合されている
心的内容の集まり
を言い、
ある事柄とは本来は無関係な感情とが
結合された状態を指すようです。
つまり、
こんがらがって、
いま現実に向き合ってる事柄から
連想刺激を受け、
過去の感情までからんでくる状態
とでもいえばいいでしょうか。
それゆえ、コンプレックスは
「葛藤」
と訳されることもありますね。
そういう場合は特に、
フィーリング・トーンド・コンプレックス
(Feeling Toned complex)
と呼びます。
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しかし、もっと原義に
さかのぼって言うなら、
complexとは
=1 複合の,いくつかの部分から成る,
=2 複雑な,入り組んだ
という、
ただそれだけの意味になります。
複雑になっている、
と、それだけ。
だから、
コンプレックスに対する
取り組みとしては、
簡単にすること。
分けて考えること。
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これだけの情報の
行きかう現代社会においては特に
思考のコンプレックスは、
毎日起こります。
頭の回転のいい人には、
いま口にしていることとは
違うことを
すでに頭の中で
考えてしまっている…。
さらにそこに、
自分でも気づかない
ココロの領域までからんでくる…。
だから、
伝達エラーは起きやすいのです。
コンプレックスに
「いい悪い」はありません。
ちょっと、頭とココロが
複雑になっているだけ。
そこには、お互いの
コンプレックスが
働いているというわけです。
***
いや、そんなのない!
と強情をはるより、
「あ、ちょっと複雑になってたね」
「あ、いまからんでたね」
といって、
ごめん、と言えれば
とても幸せですよね。
そんな幸せ、
手に入れよう!!
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