おのころ心平です。
観の目、見の目という言葉、
聞いたことありますか?
見(けん)の目とは、
いま目の前のことに注目すること。
観(かん)の目とは、
全体を捉えて、
全体の中での今の出来事をみること。
たとえば、お花畑に咲く花に
一匹の蝶が止まっていたとします。
蝶の動きにフォーカスすると、
お花畑の美しさが見えない。
お花畑にフォーカスすると、
今、飛んでいる蝶の動きがわからない。
これを、どちらも同時に見る目が、
観の目、見の目。
これ、かの宮本武蔵の「五輪書」に
出てくる言葉で、
眼の付け様は大きに広く付くるなり、
観見の二つあり、
観の目つよく、見の目よわく、
遠き所を近く見、近き所を遠く見ること
と書かれています。
***
はい、「医者をその気にさせる患者学」において、
なんでこれが大事なのかというと、
医療にかかる場合は、
往々にして患者は「見の目」だけで、
医者との関係を結びがちですね。
でも、医者をその気にさせるかしこい患者たちは、
医者が医者として置かれた立場にも配慮できます。
医者と自分の関係を観の目で捉えた上で、
見の目をもって、自らの行動を決めていく。
医者の能力のパフォーマンスを
最大限引き出すことが目的ですから、
そのための態度は柔軟です。
これからの医療は、
ほんとうに情報勝負。
2014年4月、診療報酬改定に臨み、
こんな本を見つけました。
ややこしい内容を
マンガにしてくれているので
読みやすいです。
医療のしくみ全体を観の目で
おさえておくことが、個別の医療コミュニケーションに
大きな影響を及ぼす時代になってきました。
3月~4月は、診療報酬改定に伴い、
「医者をその気にさせる患者学」について、
つらつらと書き進めていきたいと思っています。
***
いろいろ考えると、
やっぱりセルフケアに越したことはない!
★今週末!
3月30日(日)癒しフェアOSAKAに登場ー。
(↑画像クリックでリンクです)
★大講演会!
5月18日(日)in 東京
(↑画像クリックでリンクです)