おはようございます。
おのころ心平です。
昨日の朝の記事で
三大ボディワークを紹介しましたが、
ロルフィング、
アレクサンダー・テクニーク、
フェルデンクライス・メソッド、
年代順に申し上げますと、
フレデリック・マサイアス・アレクサンダー
1869年~1955年
↓
アイダ・ロルフ
1896年~1979年
↓
モーシェ・フェルデンクライス
1904年~1984年
アイダ・ロルフとモーシェ・フェルデンクライスとは
実際交流のあった親しい友人同士で、
治療哲学的にも、
ロルフ・メソッドが、
ストラクチュアル・インテグレーション
(=構造統合)
フェルデンクライス・メソッドは、
ファンクショナル・インテグレーション
(=機能統合)
のメソッドと呼ばれ、深い共通点がありました。
今日は、フェルデンクライス・メソッドについて
ご紹介しましょう。
創始者モーシェ・フェルデンクライスは、
晩年はアメリカでも活躍しましたが、
イスラエルの機械電気工学者、物理学者、発明家です。
武道家としての一面も持っています。
もともとは東ヨーロッパに生まれ、
14歳でパレスチナに移住しています。
労働者、地図製作者、数学教師などをして働いた後、
フランスへ行きソルボンヌ大学で機械電気工学を学び、
後に同大学で物理学の博士号を取得しています。
1930年代に
現代柔道の創始者である嘉納治五郎と出会い、
ヨーロッパで最初の黒帯保持者の1人となり、
フランスのパリ柔道クラブの創設者となったという
日本とも縁の深い人物です。
サッカーで痛めた古傷の悪化で、
当時の医学では、脚を切り落とすか膝の関節を固めてしまうしかない
と医師から言われ、そのどちらも拒否し、自分の体の使い方を
再教育し克服しました。
1940年代、膝の怪我から
「意識すること」と「動くこと」の関係性について調べ始め、
フェルデンクライス・メソッドを体系化しました。
晩年は、かの野口整体の野口晴哉とも親交があったという
フェルデンクライス。彼が、ボディワークの世界の人物たちを
つなげたり、影響を与えたりした功績はとても大きいです。
⇒お昼の記事につづく。
***
そろそろ最終告知にしましょう。
↓
「自然治癒力スイッチの見つけ方」
主催は、NPO法人全国鍼灸マッサージ協会さん。
◆11月24日(日)
◆東京、代々木
◆事前申し込み参加費:破格の1,000円!