おのころ心平です。
「におい」について、
朝の記事からのつづきです。
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ドイツの神秘学者、
日本ではシュタイナー教育で有名な、
ルドルフ・シュタイナーいわく、
■肺は、思考にかたさを与える
■肝臓は、行為に向けて力を与える
■腎臓は、魂の営みに生気を与える
■心臓は、内なる支えを与える
と四つの臓器の目的を語っています。
…?
「肺は、思考にかたさを与える」…?
***
またシュタイナーは、肺の気質は
「憂鬱質」だと指摘しています。
憂鬱質の人は、慎重、熟慮、
石橋をたたいても渡らない人。
深く感じ、深く考え、
几帳面で生理整頓を心がけます。
安心して仕事を任せられる人とは、
憂鬱気質の人のことを言いますが、
ただ、憂鬱気質の人に、
何か不愉快なことを言おうものなら、
彼らは決して忘れません。
嫌なことをされたりしたら、
いつまでも覚えています。
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僕は、この憂鬱質の人が、
恨みや復讐心を頂いたときの
エネルギーって
大腸に作用するんじゃないかって
考えているんです。
呼吸法に腹式呼吸ってあるでしょ。
「丹田」というへその下あたりに
意識を集中するという方法。
大腸と呼吸(肺)って
こんなとこでも陰陽の関係を見せているんですが、
恨みや復讐心って、呼吸をすごく浅くするんですよね。
呼吸が浅いと、丹田に「気」が充実しない。
つまり、おなかに力が入らなくなるんです。
おなかに力が入らないことが、
腸内細菌の酵素と
「トリメチルアミン」の分解に
関係あるかまでは、不用意に踏み込めませんが、
たぶん、おそらく、
魚の生臭いようなにおいとは、
肺と大腸への気の不足から
起こるんではなかろうか?
というのが僕の推測なんです。
***
もちろん、シュタイナーは
他の臓器のことも指摘していますし、
東洋医学でもほかの臓器による、
別の種類のにおいにも言及しています。
気質には4つの気質がありますが、
たいていの人が複合気質です。
臓器だって、
肺も心臓も肝臓も腎臓も、
みんな持ってますから、
「私、肺しか持っておりせんので、
私のにおいは、このにおいのみです!」
という人はいません。
ただ、ここで言えるのは、
特化した偏りのある臓器の使い方は、
特化したにおい生じさせる、ということ。
呼吸が浅く、憂鬱な気分がおなかにたまっていると
それ相応の「ニオイ物質」を、体内に生じさせる
可能性があるということです。
さあ、ではそれを防ぐにはどうすればよいか?
☞夕方の記事につづく。
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