おのころ心平です。
朝の記事からのつづきです。
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は!待てよ、
じゃあ、0.1秒の世界で、僕は僕の見たいように
世界を加工しているのではないだろうか?
先週、嗅覚人間になった
時、
僕は世界はもっとひりひりするように
ダイレクトなものだと感じました。
だから、視覚情報は、
脳で処理されるまでの時間がある分、
ひょっとすると、衝撃のないように、
だいぶマイルドに世界を加工してくれている
のかも知れない…。
***
昔、大航海時代に、
大きな船に乗って未開の土地に着いた船長が
原住民と身振り手振りでコミュニケーションしたとき、
その船長が気づいたのは、
原住民が尋ねているのが、
「あなたたちはどうやってここまで来たのか?」
ということでした。
船長が
「え?あの船だよ」
と指差すと、
原住民にはそれが認識できない。
「どれ?」
「あれ!」
「え?どれ?」
「あれだよ、見えない?」
実際、見えなかったんですって、
原住民の方々には。
近づいていって、
その船に触れてから
ようやく見えるようになった。
不思議ですねー。
でもこれは、
人は、視覚を通じて見たい物を見ている、
の象徴のような逸話です。
言い換えると、
視覚とは慣れ親しんだ見方で
世界をとらえようとする感覚である
ということでもあります。
☞ 夕方の記事につづく。
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