胆のうから学ぶこと。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

胆石や胆のうポリープ、胆のう炎などで、

胆のうの切除をしてしまったクライアントさんのお話では、


脂っこいものを食べた後や、

お酒を飲みすぎたりすると、

急に下痢をすることが多い、と。


胆汁は腸内での脂肪分解に大きな役割を担っていますから、

食事で脂分がごっそり入ってきた時こそ出番です。


胆のうに貯められていた胆汁が、脂肪分を取り囲み

ミセル状に分解して、小腸からの穏やかな吸収を促します。


ところが、胆汁を一気に分泌できないとなると、

カラダは次の手段を講じます。


「うわー、こんだけ脂肪が入ってきたら間に合わない、

とにかく水で薄めてしまえー」


…というわけで、腸液その他を目いっぱい分泌して

ドバーと水で押し流そうとします。

下痢は、こうした背景で起こるのです。


***


胆のうは、満を持して出番を待ちます。

出番となったら、大胆に、胆汁を放出します。


その胆汁は、肝臓でつくられたものを

8~10倍までぎゅっと濃縮したものです。


脂肪は、もっとも分解が難しい物質です。

それをも溶かしてしまう胆汁の威力は、

肝臓から送られてくる解毒力、分解・理解力の結晶。


あらゆる問題解決能力を、

エッセンスとして含んでいるのです。


がまんにがまんを重ねて、濃縮してきた実力。

あとはそれを発揮するタイミングを見極めるだけ。


タイミングを逸すると、

胆汁を濃縮しすぎて、胆石を生じさせてしまったり、

収縮しすぎて、胆のう内にポリープをつくってしまったりします。


胆のうから学ぶこと。


満を持しての出番に臆さないこと。

チャンスを見極めることさえできれば、

あなたのこれまでの努力はきっと報われるはずだ。


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最終募集でございます!


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