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胃や小腸などの消化管の中というのは
カラダの中にありながら、まだ体外なのです。
(1本のチューブと考えてみましょう)
胃酸や消化液のことを
「外分泌」と呼ぶのはこのためです。
こまかく砕かれた栄養物は、
まず第1関門として、胃の粘膜や
小腸粘膜を通過します。
通過した栄養物と血液とが混ぜ合わされた
この特殊な血液を「門脈血」と言います。
この門脈血は、なんと、
ほとんどすべて肝臓に送られます。
そして、肝臓はそこに含まれるものが、
今ほんとうにカラダに必要な栄養物なのか、
解毒すべきものなのかを判断しています。
肝臓がその栄養物の通過を許せば、
そこはもう血液(体内)です。
肝臓は、血液に新しい栄養物を供給する
最終関門の役割をしているのです。
何を食べるかの口の中を地方裁判所、
胃粘膜や小腸粘膜を高等裁判所、
そして肝臓を最高裁判所にたとえると
イメージしやすいかも知れません。
肝臓には、豊富な経験と
適切な判断力とが要求されるのです。
肝臓的才能2
豊富な経験と適切な判断力を持ち、責任感が強い
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★9月29日(土)・30日(日)岡山
食とココロの2daysワークショップ。
病気は才能~生きているだけで100点満点~