忘れることも才能…嗅覚に学ぶ。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


「9つの感覚」、今日は嗅覚について。


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目のように、鼻を閉じるということはできませんから、
嗅覚は、否応なく飛び込んでくる情報に向き合う感覚なのです。


僕はリーディングを使って

嗅覚」にアプローチしてみました。


嗅覚人間にとって、世界はまさに「ダイレクト」でした。
ダイレクトな世界とは、世の中そのまんまということです。

装飾や演出のない世界。
嘘偽りの入り込む余地がないので、

事実がそのまま感知されるのです。


「真実を嗅ぎ分ける」などと言いますが、
嗅覚が私たちにもたらしているものとは、


まさに真実を直接的に見極める力だと理解しました。


***


動物の嗅覚が発達しているのは、
自分にとって危険かどうかをすばやく判断するためです。

危険を察知するのにそんなに時間をかけられませんから、
生命にとって危険かそうじゃないかというのは、視覚や聴覚ではなく、

何の加工もしない嗅覚でなければ担当できないのです。


嗅覚人間になった僕が感じたのは、

痛いくらいに「ひりひりする世界」でした。


テレビから発せられる装飾、装飾、また装飾の電波。

世界の人々が発している、演出、気遣い、遠慮、抑圧、がまん…。


嗅覚人間には、そうした雰囲気というか、気の流れのようなものが、
びんびんと伝わってきます。

嗅覚だけで生きていこうなんてかなりの勇気がいります。
嗅覚人間は、周囲のいかなる情報にも揺るがない、自分に嘘のない人間です。


犬が、なぜあれだけ正直な生き物なのかが、よーくわかりました。


***


この「ひりひりする世界」を感じないようにするには、
鼻づまりか、嗅覚を麻痺させるかしか方法がありません。


しょっちゅう鼻づまりを起こしている人は、ダイレクトな嗅覚の世界を
そのまま受け取ることができないとてもデリケートな人と言えます。
傷つきやすいからこそ、自分の嗅覚を抑圧しています。


***


ただ、においに関して、私たちは瞬間的に強いにおいを感じた後でも、
「慣れる」ということをよく経験します。

ある部屋に入ってにおいを感じても、

しばらくいると、もうそれを感じなくなります。

記憶の仕組みがそうであるように、

においにも「忘れ去る」という機能が備わっています。


「忘れる」というのは、私たちに備わった大切な能力です。

一度しっかり向き合った後の記憶なら、

「積極的に」忘れてしまう…。

きっとそれは、「浄化」となるはずですから。



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記憶と嗅覚の密接な関係とは?


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