ダイエットをはじめよう!(5) レプチン効果 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

 おはようございます。おのころ心平です。

 「ダイエットをはじめよう!」5日目。



今日は、ぜひ知っておいてほしい衝撃の事実があります。


 それは、脂肪細胞は「ホルモンを分泌する」ということ!!



 えー、ホルモンを? 

 ど、どんな!?



 以下、ざっと流し読みしてもらえばよいですが、

 脂肪細胞は、たーくさんの物質を分泌しているのです。





 ★レプチン

 ・満腹中枢を刺激して、食欲を抑制する



 ★アディポネクチン

 ・血圧や中性脂肪、血糖の値を低下させる



 ★PAI-1(パイワン)

 ・血液中で血小板と結合して、出血箇所を修復する



 ★HB-EGF(エイチビー・イージーエフ)

 ・血管の平滑筋の増殖を促進する



 ★TNF-α(ティエヌエフ・アルファ)

 ・腫瘍を形成する悪性の細胞を壊死させる働きがある



 ★アンジオテンシノーゲン

 ・血管を収縮させ、血圧を上昇させる



 ★遊離脂肪酸(FFA)

 ・脂質異常に関与して糖尿病・高脂血症を引き起こす



 ★レジスチン

 ・インスリン抵抗性を引き起こす物質の一つ 



 などなど。




 血圧を低下させたり、逆に上げたり・・・。

 矛盾するようですが、脂肪細胞には脂肪細胞なりの

 「ミクロの理由」というのがあるようですね。



 そういえば、年をとるに従い、おなか周りにたっぷり脂肪がつく方は

 若い頃は血圧が低かったというケースをよく聞きます。

 これは、血圧をあげるために泣く泣く脂肪がつけてしまうという

 カラダの手段かも知れませんよね。



 ところで、上のようにさまざまに分泌される物質の中で、

 今回、大注目してもらいたいのが、レプチン!!



 満腹中枢を刺激して食欲をおさえてくれるなんて、

 なんとまあ、ありがたい物質です。



 ただ、このレプチン、

 食事を始めてから20~30分後に分泌されるのです。



 なので、「早食い」すると、

 このレプチン様の恩恵にあずかることができません。



 【身につけようダイエット習慣】



 よく噛もう。そして、レプチン効果を引き出そう!



 しっかり口をもぐもぐさせながら食事するのは、とても大切です。

 昔は、「ひとくち88回噛め」などと言われましたが、

 そこまでする必要はありません。



 毎食時のひと口目だけ、

 2030回、かむように心がけましょう。

 ひと口目にしっかり唾液が出れば、

 その後は、唾液も消化液も出やすくなります。

 

 噛めば噛むほど、レプチン効果。



 レプチンは、食欲を抑えるほか、

 カラダのエネルギー消費を高める働きもあります。

 そう、よくかむだけで脂肪燃焼効果が上がるのです!!



 この1ヶ月、一口目だけでいいので、

 ゆっくり噛んで食べる習慣を身につけて下さいね。


 よろしくお願いしまーす。



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