父に守られて | グリオーマ 治療記 経過と普通の生活記録

グリオーマ 治療記 経過と普通の生活記録

32歳でグリオーマ発覚。パートしながら息子(当時2才)と夫と暮らす普通の主婦。ある日突然倒れ、手術~放射線治療&抗がん剤治療を終えて月1で通院、経過観察中

一昨日の夕方、私の住む地区では避難勧告が出ました
避難準備勧告が出て、荷物は準備をしてたのでもし水が来ても大丈夫な様にじーちゃんばーちゃん、父の位牌を二階に上げている所へ避難指示が出ました遺影にむかって「どうぞ皆んなを守ってください」と伝えて、もう行かなきゃ私も病気後体力ないし息子も6才、夫はちょうど病院宿直の日で避難所に出来る様に忙しくしてたので私がしっかりしないと!と近くに住んでる叔母も1人で心細いと言ってたので一緒に合流してから避難しました。地域で指示された避難場所は遠かったので前々から家の前にある鉄骨で出来た事務所の2階に足の悪かった父がもし避難しろって言われたらさせてほしいと頼んでいたので連絡を入れてそこに身を寄せました。そのうちそこの持ち主であるご夫婦2人も避難してきて6人で台風が過ぎ去るのを待ちました。すでに夜になり真っ暗で窓を見ても状況がわからず、ただ風がうなっているのと雨が吹き付けてトイレの窓の隙間から雨が入ってビショビショになってました避難指示が解除された日付けまたいで0:00過ぎ頃やっと自宅に戻りました有難いことに停電にはならなかったのでテレビを見てびっくり、結局千曲川は二ヶ所決壊してたということを知りました夫にも連絡してお互い無事、実家も新居も無事でした何百年か前に川が溢れてたくさん人が亡くなったりした千曲川、善光寺さんへお参りに来た人が泊まった宿場町が流されて大変だったらしいと昔話の様に聞いた事がありました。68歳の母もこんな事は初めてだと。
翌日、周りを確認したら
近所までは水は来ず、
新居も何事も無く本当にありがたい事です

 コンビニ店長の兄は上にしたがうしかなく、オーナーに避難させろと電話をしようと思ったら店に水が入ってきたと。忙しいから切るね!ときられ、しばらくして腰までずぶ濡れで歩いて帰ってきました 
家からはそう遠くない距離でそんなに水がきてるのかと、外の状況が分からなかったのでびっくりしたのと同時にここにも水が来るかなと不安になり、ずーっと鳴り響く緊急アラームに以前東京で経験した地震のときの怖い感覚を思い出した
そのうちに風も通り過ぎて家に戻るときには雨は止んでました。まだまだ降ってたら溢れて水没してたかも

救助に向かうヘリがずっと飛んでいます 
お父さん、ご先祖様、ありがとう 
まだ行方不明の方がいます 
私はよかった、ではなくてこういう事を経験したのは何か意味があるから生かされたんだなと。
私の行っているお寺は避難所として開放していました。私も体力つけてもしこーゆうことがあったらお手伝いできる様にしないと。無いに越した事はないんだけど。