こんにちは、小野尾です。
私は基本的に減点主義で自分のことを見ていて、できたことではなく、できていないところを気にしてました。
テストで80点を取ったとしても、20点取れなかったと思い、95点だったとしても、5点ミスしたと思っていました。
しかも、100点満点はイヤだったんですよね。なんか完璧すぎて人間味がないみたいで・・・^^;
98点くらいがちょうどよかったです。
その当時は自信があるとかないとかを考えてなかったのですが、後から振り返ると自信が全くなかったといえますね。
でも、できたことに意識を向けるようにして、それを続けてきたことで自分に自信が持てるようになりました。
きっかけは会社を辞めて一人暮らしをはじめたことです。
当時は独身寮に住んでいたので、会社を辞める以上、独身寮を出なくてはいけません。
一人で生活することへの不安、生活を始められるかどうかの不安など、不安でいっぱいでした。
でも、やらなくてはいけませんので、引っ越し先を決めることから初めて引越作業、役所への届け出、収納や家具の調達などをやりました。
この経験のおかげで「俺はやればできるんだ」という、ちょっとした自信が芽生えました。
さらに、その後、公認会計士の試験にチャレンジしたことが自信につながりましたね。
公認会計士試験という難関試験を突破したから、というのではありません。その過程で経験したことが自信につながりました。
公認会計士試験は、試験科目が7科目もあります。しかも理系だった私にとっては、試験科目は始めてのものばかり。
難しい試験だといわれていたので気負いもありました。
先を見たら、まだまだ知らないことがたくさんありました。まだやっていないテキストの山。。。
先ばっかり見ていたら不安になります。
そこで、私は先のことはあまり考えないようにして、今日何をしたか?今日何を学んだか?を強く意識しました。
つまり「できたことは何か?」を意識するようにしたんです。
「今日はこれとこれができた」と日々、自分に言い聞かせていました。
それを続けながら、朝五時に起きて、一日十二時間を超える勉強をする日々を約二年間続けました。
前向きに頑張っていましたが、さすがにつらかったようで二回目の試験の時、三日間の試験がおわったときは放心状態でした。
「もうこんな生活をしたくない・・・」
そう思いました。
試験結果は試験が終わって二ヶ月後でした。合否は官報で発表されるのでインターネットで確認することにしました。
受験番号を若い方から追って行きました。
徐々に私の番号に近づいていきます。
ついに私の番号のすぐ近くまで来て、その下に目をやったときにパッと目についたのが私の受験番号でした。
「やったー。合格したー!!」
私を覆っていた何かがふわっとなくなった感じでした。
でも、その一方で「合格しちゃった・・・」という重荷を背負った感じもありました。
二年間浪人して合格したのに、ですよ。
合格したはいいけど、また何か頑張らなくちゃ行けないという気持ちがあったんだと、今は冷静に見ています。
会計士試験に合格して、確かに自信はついたのですが、まだまだ本物ではなかったようです。
それからも、心にある物足りなさを埋めようと、心理カウンセラーの資格を取ったり、コーチングの勉強をしたりしました。
論語を読んだり、仏教や東洋思想を学んだりしましたが、それでも心にある物足りなさを埋めることができませんでした。
何が心の物足りなさを埋めたのかというと、やはり「できたことに意識」を向けることでした。
公認会計士試験に合格してからもそれは続けていました。日々できたことを意識するようにしていました。
それを続けたおかげで自分に自信が持てるようになりました。
ある日突然、そうなったわけではないんですが、いつからか、大丈夫なんだと思えるようになっていました。
結構時間がかかりましたが、私は人一倍「できなかったこと」を意識して生きてきたので、人一倍「できたこと」に意識を向けることが必要だったんだと思います。
誰もができている当たり前のことでもいいです。できたことに意識を向けてあげてください。自分はできるんだと自信が持てるようになります。
最後にこんな質問をしたらどうですか、というのをまとめましたので、参考にしてみてください。
・今日は何ができましたか?
・今日成し遂げられたことはなんでしょうか?
・今日成し遂げられたことはなんでしょうか?
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