私達は自然によって起きた
大きな津波によって、
全てを飲み込まれてしまいました。
そして、今…。
復興という名の大きな津波に
飲み込まれそうになっています。
そこで、飲み込まれてしまうのか、
それとも、そこでがむしゃらに
上へ上へと這い上がっていくのか、
それは、私達次第なのか、
それとも、どんなに大きな声で、
助けを求めても、そのまま飲み込まれて
しまうのか、
それは、誰にもわかりません。
あの自然によって起きた津波には、
私達は勝てませんでした。
どんなに、悲鳴をあげようと、
どんなに、助かってあってほしいと
祈ろうとも、
自然の津波は全てを飲み込んでいきました。
この復興という大きな大きな津波にも、
私達はただただ、悲鳴をあげながら、
飲み込まれていくのかなと、
弱気だけど、そう思ってしまいました。