9973: 夜間頻尿の原因は前立腺肥大? | 温故痴人のブログ

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懲りない面々の会員で

「夜間頻尿で寝てられへん」という者がいます。

 

 

尿意は模様するものの僅かの尿しか出ない。

 

そんな苦労をしていた先日、

腹が痛くなり救急搬送されました。

 

医者の見立てでは

「腎臓の働きは良い」

「膀胱に尿が残っている」

「強制的にでも尿を出さないと」ということから、

尿道カテーテルを挿入し、

小便袋をぶら下げて帰ってきた。

 

しかし、

カテーテルからの排尿は少なく、

尿意がいつまでも残っているという。

 

どうも原因は

前立腺肥大という。

 

前立腺がんの恐れはないらしいが・・・・・・

 

私の場合と原因が違う。

 

私の場合は

尿意そのものが感じられないという哀れさがある。

 

あの放尿時の

爽快感が味わえないのが、透析患者なのです。

 

口から

取り込んだ水分が吸収されれば、

血液に取り込まれ体中を廻っているという。

 

正常な腎臓を持つ人ならば、

腎臓で老廃物としてろ過され、

膀胱に貯まって

一定以上貯まれば、尿意を感じて小便として排出できるのが、

透析患者では

腎臓が機能していないので、膀胱には溜まってくれず、

全く尿意がない。

 

私の膀胱は

本来の機能があるのに、全く手持ちぶたさの状態が続いている。

 

その代わりに、痛い目をしながら

二日に一回、

透析で血液から除水して老廃物を排除してくれる。

 

私の場合、除水量は毎回2l~4l程度もある。

 

健康な者は

この量を小便として排出するのである。

 

彼の場合、

カテーテルを挿入しっぱなしでは

何かと不自由で

皆と一緒に温泉の露天風呂にも入れない。

 

私も経験があるが、

入れっぱなしの場合、尿道感染の恐れも高く、

また抜くときには酷い痛さを思い出す。

 

私は

前立腺肥大の根本治療方針を知りません。

 

職場の知人に

尿道をボウリングして無理やり拡張し、

通路を作った奴がいた。

 

ボウリングした結果、

尿をコントロールできるのかどうかは知らないけど。

 

おむつをしているのかも聞いていない。

 

ネットで調べれば

初期の状態では投薬治療らしい。

 

しかし、

1年ほど投与して効果があればいいという。

 

手術ならば、

レーザー治療で前立腺を焼き切るらしい。

 

麻酔をして手術に臨むが、

4~5日の入院は必要となっていた。

 

この仲間は

これまでまともな病気を経験していない元気者です。

 

あれ程、毎日酒を飲み廻っていても・・・・・羨ましい。

 

私のような

病気の総合商社から言わせれば、

今回の緊急搬送で

少しは私の苦労も判ってもらえることでしょう。

 

しかし、

元気者がいつまでも小便袋を

ぶら下げているのはなお辛いと思う。

 

身体に

メスを入れようとも

完全治癒を目指して欲しい。

 

まだまだ楽しい人生に先があるので・・・・・・

 

 

 

2024.06.11  NO:9973

 

 

【参考引用】

前立腺肥大

薬物治療

症状が軽症の場合、まずは薬物治療を選択します。使用する薬剤は、尿の通過障害を引き起こす要因によって異なります。

前立腺の収縮により尿道を圧迫している場合は、アドレナリン受容体遮断薬を使用します。前立腺の緊張を緩め尿道の圧迫を解除し、尿を通りやすくする働きがあります。副作用として、軽度の血圧低下を引き起こすことがあります。

大きくなった前立腺が物理的に尿道を圧迫している場合は、5α還元酵素阻害薬を使用します。男性ホルモンの作用を抑え、前立腺を小さくする働きがあります。1年ほどの内服で、前立腺体積が約25〜30%縮小します。

 

経尿道的レーザー前立腺切除術(HoLEP)

尿道から内視鏡を挿入し、ホルミウムレーザを照射します。肥大した前立腺の内腺と外腺との間を剥離し、内腺のみをくり抜きます。くり抜いた内腺は、膀胱の中で砕いて、吸引して体外へ取り出します。