9918:3度の早期退職募集をスルーし、会社にしがみついた男の結果は? | 温故痴人のブログ

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今の私には

もう関係のない退職勧奨ですが、

過去に同様の想い出があります。

 

丁度、年齢が50歳になった時です。

 

その職場で

「50歳になれば職務として退職の意向を確認している」と言って、

割り増し退職金を提示されました。

 

 

 

確かに

提示された割増額は魅力でした。

 

しかし、

定年退職まではまだ10年残しています。

 

また、年金受給は

64歳だったので14年もあります。

 

子供達もまだ義務教育中です。

 

この男性と同じく、

私にもこれと言ったスキルが無く、

この年齢で再就職先が見つかるかどうか疑問です。

 

見つかったとしても

給料が

大きく下がった就職先で

我慢できるかどうかも疑問でした。

 

家族4人で

年間400万円ぐらい必要でしょう。

 

例え、

4000万円の退職金を提示されても、

働かなければ、10年で使ってしまいます。

 

定年退職時には

老後の資金がないという悲惨な状況がやってきます。

 

例え辛くとも、

居座ればその間、収入は間違いなく入ってきます。

 

退職時が少なくとも退職金も出ますから・・・・・

 

私も

その計算の元にすぐその場で断りました。

 

以前にも触れましたが、

知人に7500万円の退職金を提示され、

50歳で退職した者がいます。

 

 

 

60歳に

支給される退職金に比べて遥かに多い額しょう。

 

彼は、

その提示額を受け入れてしまいました。

 

その後、

再就職すれば良かったのですが、

当時貰っていた給料に比べて

遥かに少ない額の仕事しかなく、

プライドが許せず、そのまま就職しなかったと聞く。

 

一年で400万円が消費すれば、

定年退職時には4000万円消費してしまいます。

 

年金が支給されるまでには

残り5年が必要で

更に2000万円も無くなってしまいます。

 

また、

10年間厚生年金を掛けていないので、

年金額も少なくなります。

 

「退職金増額」との甘い言葉は、確かに「毒まんじゅう」です。

 

手にスキルがあり、

別の仕事について自活できるのであれば

割増退職金では老後の貯えは十分でしょう。

 

今から考えても、

私の選択は間違っていなかったと自負しています。

 

再任用を含めて70歳まで働けましたから・・・・・

 

しかし、もう立ち仕事は無理です。

 

座って

電話の番だけでいいというのなら出来そうですが。

 

あくまでも電話の番だけで、

対応の必要のない

そんな仕事、誰か紹介してほしいな~

 

2024.04.18  NO:9918

 

【参考引用】

3度の早期退職募集をスルーし、会社にしがみついた男の結果は? 年収900万円が600万に下がっても…――大人気記事トップ10

 

 

 時代の変わり目に合わせるかのごとく、企業の“人切り”が急速に進む昨今。その犠牲になろうとしているのが45歳以上の会社員たちだ。「人生100年、70歳まで現役」が標準化されようとしている現代においてあまりに早いタイミングでの会社からの不要宣告をどう乗り切るべきなのか?

 

 

 早期退職を決断する人もいれば、意地でも会社にしがみつこうとする人もいる。自動車部品メーカーに勤める板野章夫さん(仮名・53歳)もそのひとりだ。

 

「45歳を過ぎてから今まで3度の早期退職者の募集がありました。同僚は次々と辞めて同期は現在2割もいませんが、今もなんとか会社に残ることができています」

 

年収900万円が600万に下がっても…

 

 

 会社に残る理由、それは収入の問題だと板野さんは言い切る。

 

「通常よりも大幅に上乗せされた退職金は魅力ですが、あれは“毒まんじゅう”。目先の大金に釣られて会社を辞めて後悔する人は多いですし、『辞めなきゃよかった』と口にする元同僚もいました。

 

最盛期に900万円もらっていた年収が600万円台まで下がりましたが、それでも大したスキルのない自分が会社に残る決断をしたことは間違っていないと言えます!」

 

会社からさまざまなプレッシャーが…

 

 

 どうにかしがみつこうとする板野さんに対して会社からさまざまなプレッシャーがかかった。

 

「自由参加だった早期退職の説明会に必ず出席するように上司に強要されたのですが、同僚に話を聞くと、強要された者とされなかった者がいて、社員の間では『すでに選別が始まっている』と噂になりました。

 

 また、会社側からは『辞めなくても出向し、そのまま転籍となって戻れない可能性が高い』という脅しと、『今後はこれ以上の退職金は出ないし、給料ももっと減る。今、辞めるのがあなたのためです』と情に訴える説得とが、繰り返し設定される面談のたびに行われています」

 

仕事もほとんどなく、一日中ヒマ…

 

 

 現在は「仕事もほとんどないので、ともかく平身低頭して、居場所づくりに精を出している」と板野さんは自嘲的に笑う。

 

「資材管理を担当していますが、本来は片手間でもできる業務で基本的に一日中ヒマ。最近は昔のファイルのデータ化や資料の整理を率先して行い、年下の部下の心証を少しでも上げることに全力を注いでいます。周囲にどう思われているかは知りませんが、私立に通う子供を育てるための最適な行動だと信じています」

 

 愛する家族を守るために今日も板野さんは頭を下げ続ける