9915: 吉野千年桜の幻想 | 温故痴人のブログ

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これも遠い昔の思い出です。

 

当時、長年住んでいた社宅も15年が入居限度でした。

 

その上、認知症が出てきた母親との同居を

兄弟から求められていました。

 

と言って、

実家の甲子園周辺などで家を物色しましたが、

私の返済計画に合致するような家は見当たりません。

 

仕方なく、

奈良県吉野で住宅地の案内があったので下見に行きました。

 

 

「駅から団地入口まで50m」と言う言葉に釣られて・・・・・

 

確かに、

団地入口まではすぐでしたが、

その入り口から目的の団地まではバス停で3駅もある登坂です。

 

何とも、詐欺のような案内です。

 

しかし、

ここならどうにか私でもローンを払っていけそうと思ったのですが、

場までは何とも遠い距離にあります。

 

初めて、車で下見しただけでは通勤の実感が湧きません。

 

別の日に

電車で再度下見に出掛けました。

 

大阪から

目的地まで居眠りをしながら行きましたが、

何とも遠い場所です。

 

駅員に

「ここから大阪まで通勤している人はいる?」と聞いたところ

「ここは空気が綺麗で春には桜が満開でいいところよ」という。

 

私の質問には答えず、別の話をしてきます。

 

後でわかったことですが、

その言葉の裏には「ここから大阪まで通うなんて?」という

笑いがあったのでしょう。

 

そらそうや!!

朝始発に近い時間に電車に乗って

大阪市内の会社に着くのは9時前です。

 

片道3時間余りとは・・・・・

 

特急はありますが、別料金が掛かります。

 

それも

往復となれば何とも自己負担が大きい。

 

会社から特急料金は支給されませんので・・・・・

 

帰りも、

急行で大阪まで乗りましたが、

お尻が痛くなっても

まだ道半ばという距離ではとても通勤は出来ません。

 

その時に、

手付金を持って出掛けたのですが、

そのまま帰ってきました。

 

家内に「どうやった?」と問われたときに

「あかん、とても通勤できへんわ」と説明すると

「あぁ~良かった、あんな田舎に住めば地獄や」と笑われてしまいました。

 

しかし、

ここなら今は吉野桜が満開でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山一面が花盛りなので家の窓から花見が出来そう。

 

 

 

 

 

今は、

きっと多くの観光客が出掛けていることでしょう。

 

懲りずに、

スポーツジム友で吉野の花見をしましたが、

電車が混んだこと混んだこと・・・・

 

こんな中、通勤を考えたとは・・・・・

 

汗顔ものです。

 

 

 

 

2024.04.15  NO:9915

 

【参考引用】

奈良・吉野山の桜3万本が見頃 山肌染めるピンク色

奈良県吉野町の吉野山で7日、シロヤマザクラを中心に約3万本の桜が見頃を迎え、山肌は淡いピンク色に染まった。町によると、標高の低い下千本、中千本エリアは既に満開になった。昨年より開花が1週間ほど遅いという。

 吉野山の桜は約1300年前、修験道の開祖とされる役行者が吉野で修行し、桜の木に蔵王権現を刻んだとの伝承から、神木として保護されてきた。山全体に桜が咲き広がる景色から「一目千本」とも称される。

 標高の高い上千本は8日ごろ、山頂付近の奥千本は13日ごろに満開になる見込み。