医師の話では
一度、透析を始める状態まで腎臓が悪化すれば
今の技術では元には戻れないらしい。
10日間も
透析せずに放置すれば
尿毒素が頭まで周り、
その後、慌てて透析しても元には戻らないという。
そこで透析から逃れるのには、
「松原のぶえ」のように臓器移植をするか、
人工腎臓の開発を待つしかなさそうです。
しかし、
臓器移植の場合は
一生、免疫抑制剤のお世話になるとも聞く。
近いうちに、
身体の中に埋め込める程の
人工腎臓が開発されれば有難いのですが・・・・・
今の透析器は
外付け型の使い捨て人工腎臓なのです。
私の通っている病院では
患者のベッドは何時も同じところに決まっています。
先日、
そのベッドには誰もいませんでした。
他の病気を併発し、
入院したのかそれとも転院したのかと思っていましたが、
どうやら亡くなってしまったようです。
足が弱く、
車椅子に乗っていたのですが、
そのうちに酸素ボンベを付けて呼吸の補助をしだしました。
玄関で
「元気でね」と言って
見送ったのが最後の別れでした。
そう、
もう一つ、
虹の橋を渡っても透析から離脱できます。
埋め込み型の
人工腎臓が開発されるその時期まで
生き延びるのは儚い夢です・・・・・・。
今、
「後悔先に立たず」と
反省してももう遅いのですが。
2023.07.15 NO:9637
【参考引用】
人工透析を中止するとどうなる?
透析治療を行うことで生命維持ができる場合、人工透析治療を途中でやめるということは、個人差はあるものの数日から2週間前後での死を意味します。透析を中止してから死までの期間は決して安らかなものではありません。透析中止後3日もたてば息苦しさを感じ、辛さや不快感が生じます。
体の中には透析で除去することのできない水分がたまり、1日につき1~2kg体重が増加します。心臓や肺には水が溜まって心不全、肺水腫を起こし、呼吸困難に陥るとともに、尿毒素がたまって意識混乱などの意識障害も起こします。
患者本人が希望して透析を中止しても、後から意思が変わることも少なくなく、ガイドラインにも患者や家族が自己決定を変更した場合には状況に応じて再開されることが示されています。